2012 Fiscal Year Annual Research Report
川崎病類似NLRリガンド誘発冠動脈炎モデルの病態の検討
Project/Area Number |
22591183
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
西尾 壽乘 九州大学, 大学病院, 研究員 (00507783)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永田 弾 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), その他 (20570790)
山村 健一郎 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30532858)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 自然免疫 / 川崎病 / 冠動脈炎 / 動脈硬化 |
Research Abstract |
1.NLR ligand誘発冠動脈炎モデルの病態に関する検討 IL-6やCCL2が本モデルにおいて重要なサイトカイン・ケモカインと考えていたが、CCR2ノックアウトマウスに対してNLR ligandを投与しても冠動脈炎は発症した。さらに、抗IL-6抗体や抗CCR2抗体による追加実験を行ったところ、抗CCL2抗体では冠動脈炎発症は抑制できなかった。抗IL-6抗体については1/3で冠動脈の抑制効果と認めた。以上からも、本モデルにおいて、単一のサイトカイン・ケモカインが発症に関わっているのではなく、様々なサイトカイン・ケモカインが関わりながら発症していると考えられた。 2.NLR ligand誘発冠動脈炎モデルを用いた動脈硬化の進展の検討 NLR ligandを動脈硬化モデルであるApoEノックアウトマウスに投与すると、動脈硬化が促進し、特に投与早期に関わっていることが分かっていたが、長期においては他の因子が加わってくるため、動脈硬化に大きな差は認めなかった。動脈硬化巣の組織のマイクロアレイにより、CCL5がこのNLR ligandによる動脈硬化促進に大きく関わっていることもわかった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)