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2010 Fiscal Year Annual Research Report

ソラフェニブによる肝細胞癌多段階発癌阻止の可能性

Research Project

Project/Area Number 22591325
Research InstitutionHamamatsu University School of Medicine

Principal Investigator

竹原 康雄  浜松医科大学, 医学部附属病院, 准教授 (70188217)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 藤江 三千男  浜松医科大学, 実験実習機器センター, 技術専門職員 (90397373)
Keywords細胞・組織 / 発生・分化 / バイオテクノロジー / 病理学 / 放射線
Research Abstract

本年度はsorafenibの経口投与方法決定のための予備試験を行った。臨床で使用されている同剤の容量をDMSO溶液に溶解すると白濁が目立ち、ラットに自由飲水でこれを自発的に摂取させることは不可能であった。このため、食道内に毎日ゾンデにて直接溶解液を注入する形で経口投与を行うこととした。試みにヒトへの投与量400mg/50kgBW/dayに換算して、8mg/kg/dayを投与量に設定し、少数例で予備実験を行った。各ラットの体重計測を3日毎に行い、健康状態を調査しつつ最長で3ヶ月間にわたり飼育し、何度か採血した上で剖検した。血液は血液生化学分析すると同時に質量分析にて、血中のsorafenib濃度を定量した。血中濃度は投与10時間後で130ng/ml(全血)となった。F344ラット10匹に100ppmのdiethylnitrosoamine水溶液を飲水させつつ40日間飼育し、これを2群に分け、まず、第1群のコントロールの3匹にはDENによる化学発癌のみを行い、sorafenibを含まない溶媒のみ(DMSO溶液)をplaceboとして投与、第2群6匹にはDENの含有水を飲水開始して1ヶ月後(前癌状態モデル)からsorafenib 8mg/kg/dayを80日間にわたり連日投与した(一匹はSorafenib投与前の撮影時麻酔死)。これらの動物の肝臓に対し、Sorafenib投与前、投与後に造影MRIを施行した。撮影終了後、剖検し、肝臓を摘出、連続切片を作成、H&E染色し、現在2群間での差異についてMR画像、組織学的に評価検討中である。

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Published: 2012-07-19  

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