2012 Fiscal Year Annual Research Report
腹膜播種発生に関わる腹膜中皮細胞の間葉系形質転換と造腫瘍性についての実験的検討
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22591451
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
伏田 幸夫 金沢大学, 大学病院, 講師 (10301194)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 腹膜播種 / 胃癌 / 微小環境 / 形質 転換 (EMT) / TGFβ / パクリタキセル / fibrocyte |
Research Abstract |
骨髄由来fibrocyteは癌微小環境下ではmyofibrocyteに形質転換し、造腫瘍性に働くことを証明した。 すなわち、健常ボランティアから採取した末梢血からFicoll法にて単球を分離し、フラスコ接着細胞を培養したのち、抗体ビーズ法にて純度90%以上のfibrocyteを回収した。このfibrocyteと胃癌細胞株MKN45を供培養することで、fibrocyteはαSMA強発現するmyofibroblast様に形質転換した。 さらに、これをヌードマウス背部皮下へ移植すると、胃癌細胞株単独移植に比較し、腫瘍サイズは有意に大きかった。また、皮下腫瘍を病理組織学的に検討すると、単独移植した腫瘍では髄様癌であったが、混合移植した腫瘍では腫瘍内に間質の増生を認め、Azan染色にて線維化が誘導されたことが証明された。また、間質内の細胞成分は混合移植したヒト由来fibrocyteと宿主(ヌードマウス)由来細胞から構成されていることが蛍光免疫染色にて証明しえた。 平成22年度から現在まで得られたデータの検証実験をおこなった後に、英語論文の投稿作業をおこない、2報の論文化 (Tsukada T, Fushida S et al. The role of human mesothelial cells in the fibrosis and progression of gastric cancer. Int J Oncol, 2012 & Tsukada T, Fushida S et al. Low-dose paclitaxel modulates tumour fibrosis in gastric cancer. Int J Oncol, 2013)に成功した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)