2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22591534
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
秋山 正年 東北大学, 病院, 助教 (80526450)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山家 智之 東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (70241578)
渋谷 拓見 東北大学, 病院, 医員 (10526453)
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Keywords | 心不全 / 僧帽弁閉鎖不全 / 低侵襲手術 / 人工心筋 / 心臓外科 |
Research Abstract |
昨年10月に追加で承認を受けたこともあり、実際の研究期間は6ヶ月弱であった。実験プロトコールを参考に、学内の倫理委員会の申請書類を提出し、実験開始の準備を進める一方、今回の犬心不全モデルに適応できるような人工心筋のサイズ、形態などを決める必要があった。共同研究者である山家らがこれまで施行してきた人工心筋実験は、正常な心機能のヤギに適応していたこともあり、これまで使用した人工心筋のモデルでは、不全心とはいえ犬の心臓に対しては適切ではない。また胸壁など心臓周囲の構造との立体関係も異なる。そこでまずは他の犬を用いた動物実験終了の際に、Cadaver studyにより、本研究に使用する人工心筋のプロトタイプを確立する予定を立てた。 人工心筋のモデル確立を行う一方、心不全モデル作成に用いる高頻度ペーシングが可能な植込み型ペースメーカーの設定作業を開始した。実験代表者が、米国において高頻度ペースメーカーによる犬心不全モデル作成に精通していたため、同じペーシングの設定、期間により心不全モデルが作成できるよう、業者と設定作業を進行させた。
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