2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22591873
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
新川 秀一 弘前大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90125584)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
南場 淳司 弘前大学, 医学部附属病院, 講師 (50361027)
佐々木 亮 弘前大学, 医学部附属病院, 講師 (20451479)
中路 重之 弘前大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10192220)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 聴覚障害 / 大規模調査 / アンチエイジング / 動脈硬化 / 遺伝子変異 |
Research Abstract |
2006年より毎年我々は岩木健康増進プロジェクト健診へ参加し、多人数の一般住民に対する純音聴力検査を行い、加齢に伴い難聴が進行すること、さらにそれには男女差が見られ、また個人差が見られることを示した。 これまでに我々は、動脈硬化のパラメーターである脈波伝播速度(PWV)と聴覚との関連性を示し動脈硬化性病変が進行すると聴力は低下することが示唆されることを示した。さらに骨粗鬆症に着目し、骨密度(OSI)と聴覚との関連性を検討した。女性の4kHz、8kHzの聴力において骨密度の減少に伴う聴力低下が示された。 これまでに遺伝子解析の終了した597例では13種類の変異が認められた。そのうち病因となることが認められている変異の保因頻度は、597例中39例(6.53%)だった。上記の病因になると考えられている変異の種類については、ほとんどがこれまでに日本人家系に見いだされてことのある遺伝子変異であったが、F106Lについてはこれまでの報告にはない変異であり、病因となりうるか不確定な変異である。この39例の聴力検査データを参照比較し、キャリアであることを確認した。また、聴力検査結果と上記遺伝子解析結果を比較検討したが、キャリアと考えられる39症例において高度難聴者を認めず、正常~年齢相応の聴力を呈しており、遺伝性難聴を疑うような聴力レベルの症例は認めなかった。この結果は日本以外の国々での頻度報告と比較すると高頻度であった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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