2012 Fiscal Year Annual Research Report
ソケットプリザベーション後のインプラント埋入における骨の動態に関する研究
Project/Area Number |
22592137
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
山本 悟 北海道大学, 歯学研究科(研究院), 助教 (10344524)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横山 敦郎 北海道大学, 歯学研究科(研究院), 教授 (20210627)
小松原 浩実 北海道大学, 大学病院, 助教 (50221247)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | デンタルインプラント / オッセオインテグレーション / 抜歯窩 / ソケットプリザベーション / β-TCP |
Research Abstract |
本研究の目的は,デンタルインプラントによる治療において,ソケットプリザベーション後の骨の性状,埋入されたインプラント体との接触状態,および経時的な骨の動態などについて組織学的に検索し,ソケットプリザベーションのインプラント治療における有効性や信頼性および予知性を検討することである.平成24年度は,平成23年度に引き続きソケットプリザベーションおよびインプラント埋入実験を行い,組織標本を作成し観察を行った.2匹のビーグル犬を用い,全身麻酔下で下顎両側第一、第二前臼歯を抜歯し抜歯窩を4ヶ所作製し,3箇所の抜歯窩においてソケットプリザベーションを行った.下顎枝から採取した骨を自家骨として用い,ひとつの抜歯窩には自家骨のみを填塞し,他の2カ所の抜歯窩にはβ-TCPを填塞し,2ヶ月間抜歯窩の治癒を待った.他の抜歯窩はコントロールとし,何もせず通常の抜歯窩の治癒を待った.2ヶ月後,4ヶ所の歯牙欠損顎堤にインプラント窩を形成し,ブローネマルクインプラント(Nobel Biocare)をそれぞれ埋入した.インプラント埋入3ヶ月後,2匹の実験動物を麻酔薬過剰投与およびホルマリン灌流固定により安楽死させた後,下顎骨を摘出した.MMA樹脂包埋を行い,非脱灰研磨組織標本を作製し,光学顕微鏡にて観察した. 自家骨を填塞した抜歯窩に埋入したインプラント周囲の骨は,通常の抜歯窩に埋入したインプラント周囲の骨組織とほぼ同様の性状を示していた.β-TCPを填塞した抜歯窩に埋入したインプラント周囲の骨は,まだβ-TCPが吸収,置換されずに残存している箇所が存在し,骨と直接接触している部分が自家骨の場合に比べて少ない傾向にあり,オッセオインテグレーションの状態にある部分が少ない傾向にあった.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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