2012 Fiscal Year Annual Research Report
グラスファイバーで補強したレジンブリッジの最適設計
Project/Area Number |
22592168
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Research Institution | The Nippon Dental University |
Principal Investigator |
五味 治徳 日本歯科大学, 生命歯学部, 准教授 (00235003)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横山 大一郎 日本歯科大学, 生命歯学部, 助教 (40434146)
新谷 明一 日本歯科大学, 生命歯学部, 講師 (60440054)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 歯学 / ファイバー / レジンブリッジ |
Research Abstract |
本研究の目的は、前歯部に適用できる前装用を含む審美性に優れたレジンとグラスファイバーを使用して、最適な材料を得ること、さらにその臨床応用に際して、最適なデザインを確立することである。 平成24年度は、グラスファイバーで補強した前歯部レジンブリッジの臨床応用に際して、前歯部レジンブリッジの最適なデザインを確立することを目的として有限要素法を用いた構造解析による検討を行った。解析モデルは、上顎右側側切歯欠損に対し中切歯、犬歯を支台としたブリッジにグラスファイバー補強した解析モデル(以下、GFR-FPDs)の製作を行った。フレームの形態は、両支台歯舌側面からポンティックの唇側面に凸型の形態(以下、D1)、ポンティックの舌側面に直線の形態(以下、D2)の2形態とした。レジンは、材料特性を,高い弾性率(以下、High)と低い弾性率(以下、Low)の2種類想定した。以上の4種の解析モデルとした。 荷重は、ポンティック部の近遠心的中央部の切縁に一点集中荷重とした。拘束は、支台歯基底面の完全拘束を定義した。全ての解析は汎用有限要素法解析プログラムANSYS13.0(ANSYS Inc.)上にて行った。全ての解析モデルは、連結部周囲に高い最大主応力分布を認めた。同部位の応力値は、HighよりLowにおいて値が低い傾向を示した。フレーム形態は、HighおよびLowとも D2よりもD1において連結部のハイブリッドレジンの応力値が減少する傾向を認めた。以上から、フレーム形態は材料特性に関わらず唇側面に凸に配置することで補強効果が高いことが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)