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2012 Fiscal Year Annual Research Report

口唇の運動機能の評価に基づく機能訓練の効果判定

Research Project

Project/Area Number 22592328
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

下山 和弘  東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (30171010)

Project Period (FY) 2010-10-20 – 2013-03-31
Keywordsオーラルディアドコキネシス / 口腔機能 / 口腔機能訓練 / 口腔体操 / 高齢者
Research Abstract

高齢者の口腔機能の低下は栄養状態の低下などを招き、高齢者の社会的な活動能力を低下させることになる。近年、口腔機能の重要性がさらに認識されるようになり、また介護予防の観点からも口腔機能の向上は栄養改善、運動器の機能向上とともにその重要性が指摘されている。そこで高齢者および20歳代を中心とした青年を対象に、口腔機能訓練プログラムを実施し、口腔機能訓練の有効性について検討を加えた。
本研究の参加に同意が得られた高齢者13名と青年15名を対象に、口唇運動機能測定装置を用いて「パ」および「パタカ」の10秒間にわたる連続発音の回数を指標に、口腔機能訓練プログラムの効果判定を行った。効果判定のために4週間にわたる口腔機能訓練プログラムの前後に「パ」「パタカ」の連続発音を各5回行ってもらい、それぞれの発音回数を測定した。口腔機能訓練プログラムは口腔周囲の運動、「パ」「パタカ」などの発音などを中心とした運動であり、1日1回、4週間にわたり実施してもらった。実施状況は自己申告により確認した。
口腔機能訓練前後の「パ」の発音回数を比較すると、青年群では15名中7名において、高齢者群では13名中6名において回数の増加が認められた。口腔機能訓練前後の「パタカ」の発音回数を比較すると、青年群では15名中12名において、高齢者群で13名中9名において回数の増加が認められた。また青年群と高齢者群で発音回数を比較すると、「パ」の発音においても「パタカ」の発音においても高齢者群より青年群の発音回数が有意に多かった。しかし口腔機能訓練前後における発音回数の差を比較したところ、「パ」の発音においても「パタカ」の発音においても両群に有意な差はなかった。訓練後に発音回数が減少する者が認められたが、被験者が意識的に努力して連続発音を行うため体調の不良などの心身の影響を受けている可能性が示唆された。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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