2012 Fiscal Year Annual Research Report
生涯学習の視座からとらえた助産師基礎教育と臨床の協働型継続教育プログラムの開発
Project/Area Number |
22592360
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
常盤 洋子 群馬大学, 保健学研究科, 教授 (10269334)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
篠崎 博光 群馬大学, 保健学研究科, 教授 (30334139)
岩永 喜久子 群馬大学, 保健学研究科, 教授 (40346937)
永山 くに子 富山大学, その他の研究科, 教授 (70285443)
國清 恭子 群馬大学, 保健学研究科, 講師 (90334101)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 助産師基礎教育 / 協働型継続教育 / 教育プログラム開発 / 生涯学習 / 臨床 |
Research Abstract |
本研究の目的は、助産師の生涯学習の視座から自立して助産活動が実践できる助産師の継続教育プログラムの開発を目指して、生涯学習の動機づけの要因と助産師の継続教育の現状と課題を明らかにすることである。平成24年度は、助産師の基礎教育機関の助産実習を受け入れている実習施設の継続教育の内容と継続教育担当者がとらえている継続教育の課題を明らかにすることを目的とした。具体的には、助産師基礎教育機関の学生と助産実習施設の助産師および助産師を対象とした継続教育担当者を対象に助産師の助産実践能力と継続教育における学習ニードと院内教育担当者がとらえている継続教育の課題を明らかにすることである。また、ニュージーランドの助産師教育の歴史と教育システム、教育プログラムの実践と課題を明らかにし、自律して助産活動が実践できる助産師を育成する教育プログラム開発への示唆を得た。 助産師基礎教育機関を卒業した1~2年目の助産師を対象とした聞き取り調査では、妊娠糖尿病等合併症を有するハイリスク妊娠・分娩時の助産診断と異常新生児の経過診断と適切な処置の判断が難しいという語りが聞かれた。また、流産・死産等ペリネイタル・ロスを経験している母親のメンタルヘルスケアに関する知識が不足しており、適切な看護介入の時期とその方法についての学習が不足していることが明らかになった。 ニュージーランドの3つのバースセンターに勤務する4名の助産師を対象に自律して助産活動が実践できるために必要な教育システムについて聞き取り調査を実施した結果、エビデンスに基づく助産を実践するために、①助産師協会が発行しているガイドラインを活用すること、②周産期におけるハイリスクなの状態と処置について事例検討を通して理解を深めること、③助産活動のスキルアップや助産師としてのキャリアアップのためにポートフォリオを活用することが有効であることがわかった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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