2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22592416
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Research Institution | Daito Bunka University |
Principal Investigator |
樺澤 一之 大東文化大学, スポーツ健康科学部, 教授 (70095785)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高岡 素子 日本医療科学大学, 保健医療学部, 講師 (80458257)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 看護師離職 / 中堅看護師 |
Research Abstract |
中堅看護師の離職(病院移動)に関して、主として施設の満足感に焦点をあてその要因分析を行った。全国の抜粋病院の377施設1,965名の中堅看護師にアンケート表を配布し1,146名から回答を得た。離職なし、ありの看護師が職場を選んだ理由は双方とも「住居と職場が近い」であった。現施設に在職している理由で多かったのは「看護師との人間関係がよい」であり、離職した看護師の離職理由は「労働条件が厳しかった」であった。施設満足感は「看護チームの発展に貢献する力、質の高いケアを提供する力、患者の医療への参加を促進する力、現状に主体的に関与する力、キャリア、給与、職業的意義、情緒的消耗感、個人的達成感、脱人格化、医師と看護師の人間関係、看護師間の人間関係、看護管理」とした。判別分析の結果、抽出された施設満足感は「質の高いケアを提供する力、現状に主体的に関与する力、キャリア、給与、情緒的消耗感、医師と看護師の人間関係」であった。交差確認済みの的中率は59%であった。ロジスティック回帰分析での抽出因子は「質の高いケアを提供する力、患者の医療への参加を促進する力、現状に主体的に関与する力、キャリア、給与、情緒的消耗感、医師と看護師の人間関係」であり、オッズ比では「給与、情緒的消耗感、医師と看護師の人間関係」が離職しない因子であった。結論として、「質の高いケアを提供する力、現状に主体的に関与する力、キャリア、給与、情緒的消耗感、医師と看護師の人間関係」が離職に関する因子であり、給与がよく、消耗感がなく、医師との人間関係が良い看護師の離職リスクが小さく、看護実践力がありキャリアを伸ばす施設・部署に勤務した看護師の離職リスクが高いことが示唆された。また、施設満足感(6つの因子)から離職を推定した結果(交差確認済み)、約60%の正解値が得られたことから離職因子の妥当性が示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)
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[Presentation] 看護系大学生の対人関係スキル‐入学時期から基礎実習終了までの発達‐2012
Author(s)
村松由紀,大野明美,藤田京子,石井祐子,森川奈緒美,糸井裕子,須藤弘子,鈴木裕子,松本郁子,中西睦子,樺澤一之
Organizer
第32回日本看護科学学会学術集会
Place of Presentation
東京国際フォーラム
Year and Date
20121130-1201
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