2011 Fiscal Year Annual Research Report
「新人」から「一人前」看護師への移行期を支える学習支援システムの構築
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22592423
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Research Institution | Seirei Christopher University |
Principal Investigator |
山崎 律子 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 臨床准教授 (20573794)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清原 恵美 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 臨床准教授 (40573796)
坂田 五月 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 准教授 (90288407)
篠崎 恵美子 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 准教授 (50434577)
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Keywords | 一人前看護師 / 技術到達度 / シミュレーション / シミュレーター |
Research Abstract |
1. 2009年度調査で技術到達度の低かった項目に対して、2010年度よりシミュレーション研修を追加した。このシミュレーション研修は「11」で研修の型は教育委員会が作成し標準化したが、使用は職場で任意利用としたため使用にばらつきが認められた。 2011年度研修は、ばらつきをなくすために中央企画のシミュレーション研修を増やした。さらに「12」こめに新規作成の研修として「多重課題に対応するシミュレーション研修」を企画実施した。輸血・皮内注射・ナースコール対応を組み込んだ。多重課題研修の振り返りのための学習「ディブリーティング」演習をした。振り返りの教材としてプロジェクターつきビデオカメラを購入した。 2. 2009年度調査から3年目看護師になる2012年2月調査を同意が得られたスタッフを対象に質問紙調査を実施した。これらのデータからシミュレーション研修の有用性と到達度の変化(シミュレーション研修の機会設定がなかった2009年度新卒者と機会設定があった2011年度3年目で比較)について研究者で検討会を行った。第1報は、平成24年8月の日本看護管理学会へ報告予定である。データ管理のためにSPSSソフト購入とSPSS基礎統計の研修に参加した(山崎・清原) 3. 平成24年度のプログラムの一般化のための準備について検討した。 近隣の医療施設7病院13名の参加を得て、当院プログラムの紹介と一般化へむけて当院プログラムへの意見を聞く機会を持つことができた。平成24年度の利用希望に至っていないが、引き続き交流を持ってディスカッションを継続し効果検証につなげたい。説明会実施にあたり同意が得られたアンケートを集約し平成24年度日本看護教育学学会へ報告を予定する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
学習支援システムの(表1)のプログラムが完成し、2011年(平成23年度)全実施ができた。 新設研修「多重課題」(輸血・皮下注射を含む)を実施した。 効果検証のための2~3年目の技術習得の調査が2012年1月(平成23年調査)を集約した。 2012年度の他病院でのプログラム使用にむけて近隣医療機関へ当院プログラムの紹介を企画し7施設13名の参加を得た。
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Strategy for Future Research Activity |
一般化のための検討の機会を設け、他施設と意見交換をしていく。 物品の貸し出しやeラーニングの利用など一部利用のニーズがあったので、そのニーズにこたえながら次期システムへの反映をしていきたい。
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Research Products
(3 results)