2010 Fiscal Year Annual Research Report
看護実践能力の育成に向けた基礎看護技術修得のための支援ツールの開発
Project/Area Number |
22592426
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Research Institution | Kansai University of Nursing and Health |
Principal Investigator |
二重作 清子 関西看護医療大学, 看護学部, 非常勤講師 (70321221)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 洋子 関西看護医療大学, 看護学部, 准教授 (00252289)
石本 祥子 聖マリア学院大学, 看護学部, 助手 (30538583)
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Keywords | 看護実践力 / 看護学生 / 新人看護師 / 基礎看護技術 / 支援ツール |
Research Abstract |
本研究は、看護実践力の向上のために、看護学生および新入看護師のための基礎看護技術修得支援ツールを開発するものである。看護学生および新入職看護師が、この育成支援ツールを活用しながら看護教員の支援を受け、看護実践するうえで必要な基礎看護技術が円滑に修得できるようになることを目的とする。看護技術修得支援ツールとは、基礎看護技術チェックリスト及びDVDを示す。また、看護学生とは、領域別実習を終えた学生であり、新人看護師とは、入職後2年目までの看護師である。 平成22年度は、看護学生および新入看護師へのインタビュー調査を実施し、看護するうえで最低限必要とする基礎看護技術の精選をした。看護学生および新人看護師が必要とする基礎看護技術は、1.血圧測定、食事の援助、清潔の援助、移乗、寝衣交換、排泄野援助などであった。その中の血圧測定と食事の援助を取り上げ、チェックリストの作成とDVDの撮影を試みた。チェックリストは、学生がDVDを使用する前後の看護技術の修得状況を確認するためのものである。DVDは、血圧測定と食事の援助の一連のプロセスを撮影したものである。 平成23年度は、平成22年度に作成したチェックリストの再確認と、撮影したDVDのシナリオの作成や編集作業を行った後に、実際に研究協力者に支援ツールの活用を試みる。 研究協力者に対しては、既に同意の得られている場合には、再度研究の趣旨や方法などを説明する。新たな協力者に対しては、研究の趣旨に関してや倫理的配慮の一連の事項一個人情報の保護や研究を拒否しても不利益にはなないこと、データは研究以外には使用しないことなど-を文章化し口頭でも説明する。研究代表者の所属する研究機関の研究倫理委員会の審議を受ける。
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