2011 Fiscal Year Annual Research Report
看護実践力の向上に向けた基礎看護技術修得のための支援ツールの開発
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22592426
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Research Institution | Junshin Gakuen University |
Principal Investigator |
二重作 清子 純真学園大学, 保健医療学部・看護学科, 教授 (70321221)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
犀川 由紀子 関西看護医療大学, 看護学部・看護学科, 助教 (60556744)
石本 祥子 聖マリア学園大学, 看護学部・看護学科, 助手 (30538583)
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Keywords | 看護実践力 / 基礎看護技術 / 看護学生 / 支援ツール |
Research Abstract |
本研究の目的は,看護実践力の向上に向けた基礎看護技術の修得支援ツールを開発することである.平成23年度は,平成22年度に基礎看護技術の支援ツールとして精選し,撮影した血圧測定と食事の援助のDVDの編集を行うとともにチェックリスト,支援ツールを使用しての評価表の見直しを行い,実際に使用してもらうことを計画した.具体的には以下のように行った. 1.平成23年4月から10月迄は,計画に基づいて支援ツールの編集・見直しを行った. 1)作成したDVDの編集は,映像と説明文章の一致性,ナレーションの速度,所要時間など,業者と連絡を取りながら全体的な見直しを行った. 2)チェックリストと評価表は,研究開始時の作成分について,DVDの内容と一致しているか,評価し易い項目であるかを見直し,追加・修正を加えた. 2.平成24年11月から平成24年3月迄は,実際に協力者に支援ツールを活用してもらった. 1)支援ツールは,最低限必要とする基礎看護技術のなかでも特に協力者のニードが高かった血圧測定のDVDに焦点をあてた. 2)DVDを使用する前後に血圧測定を行ってもらい,教員がチェックリストを用いて評価した. 3)支援ツール活用しての評価を評価表に自由に記入してもらった. 尚,研究代表者の所属変更に伴い,研究を遂行するにあたって新たな協力者の確保が必要となったために,純真学園大学の生命倫理委員会の承認を得た(平成23年度承認番号1). 研究結果は,計画通りにその都度データ化している.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
支援ツールとしてのDVDを作成し,編集作業を終え,実際に研究協力者が活用するまでに時間がかかったが,新たな協力者を得るために生命倫理委員会の承認を得て,実際に協力者も確保でき,おおむね順調に進展している.
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Strategy for Future Research Activity |
本研究課題の今後の推進方策は,データ化した結果を分析し,論文作成をすることと,報告書を作成することである.また,看護系の学術集会で成果を発表したいと考えている.
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