2012 Fiscal Year Annual Research Report
島嶼看護職のゆいまーるコミュニケーション構築とサポート体制の検討
Project/Area Number |
22592460
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Research Institution | Meio University |
Principal Investigator |
清水 かおり(比嘉かおり) 名桜大学, 健康科学部, 講師 (10284663)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
比嘉 憲枝 名桜大学, 健康科学部, 講師 (40326509)
神里 みどり 沖縄県立看護大学, その他の研究科, 教授 (80345909)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 離島 / 看護職 / ICT / ネットワーク / 継続教育 / 支援体制 / ルーラルナーシング |
Research Abstract |
本研究は、沖縄県における離島・へき地の看護職者に情報通信技術(ICT)が活用できる環境を整備するとともに、ICTを活用して離島看護職者間のネットワークを構築することを目的としている。 今年度は2離島に出向き診療所看護師から継続教育の機会が得られにくい現状と、ICTを用いた遠隔支援のニーズを確認した。離島側のICT環境(機器、回線、リテラシー)が安定的に供給できていないという前年度継続課題に対しては、離島への遠隔配信・ビデオカンファレンス専用のPCを用意した。パソコンのデスクトップににweb会議システムへのショートカット作成とID/Pass設定を済ませ、簡便へアクセスできるよう調整した。専用のネットワーク回線の整備は難航しており、各離島診療所や役場の回線に依存している。コンピュータ/インターネットリテラシー教育については、診療所の医師にも支援を求め2離島から協力が得られている。今年度の講義・講演会、シンポジウム等の離島・へき地への遠隔配信は2回(送信のみ)である。複数離島配信を試みたが、パソコンのセキュリティ上の問題から実現できなかった。セキュリティ上の問題は技術者に相談し解決した。今後も定期的な講演会のライブストリーミング配信を行い、離島側の受信スキルを高める必要性が示唆された。 2回の遠隔配信共に、音声面の改善としてマイクからのライン入力を試みたところ、受信側から良好との評価を得た。映像にはwebカメラ機能を有するビデオカメラを使用したところ、回線への負荷が掛かり、接続に一過性の途絶や切断が生じた。負荷軽減のため、離島側の音声をミュートに、映像をoffにして継続したが、映像配信にも課題が残った。配信中のトラブルに対してはチャット機能を使用することで状況が把握しやすく、対応も可能であった。ビデオストリーミング中も常に、相手側のシステムや回線状況を把握する必要がある。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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