2011 Fiscal Year Annual Research Report
身体的障がいを持つ子どもと家族へのセクシュアリティ支援に関する研究
Project/Area Number |
22592504
|
Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
佐保 美奈子 大阪府立大学, 看護学部, 准教授 (80331742)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古山 美穂 大阪府立大学, 看護学部, 助教 (40290366)
工藤 里香 兵庫医療大学, 看護学部, 講師 (80364032)
|
Keywords | 身体障がい / 膣形成術 / 膣ダイレーター / 性教育教材 / セクシュアリティ支援 / CAH家族会 |
Research Abstract |
(1)事例・文献検討月に1回、ストーマセクシュアリティ外来を担当し、医師・外来看護師・創傷・皮膚・排泄認定看護師を交えて、毎回ケースカンファレンスをおこなった。必要時は病棟看護師を交えて、外来と病棟との継続看護について検討をおこなった。性分化疾患カンファレンスには適宜参加した。 (2)情報収集・情報発信(国内の学会参加など)6月、韓国のDong A University Hospitalの手術室で、膣形成術・豊胸術・陰茎プロステーシスを見学7月、日本小児泌尿器科学会で発表11月、近畿小児ストーマ研究会に参加12月府立母子・都立小児医療センター合同DSDカンファレンスで講演、12月性と健康を考える女性専門家の会近畿支部講演会にて「男の子のセクシュアリティ教育」講演12月関西性教育研修セミナーに参加2月沖縄県助産師会において、「障がいを持つ子どものための性教育」3月GID(性同一性障害)学会に参加 (3)膣ダイレーターの開発軽量紙粘土を用いて、ダイレーターを個別に作成した。 (4)性教育教材『からだとこころBOOK』の作成 (5)講演会の企画・開催9月障がい児のための洋服についての講演会 (6)CAH(先天性副腎過形成)の子どもと家族の会を創設 1月に第1回の集まりを開催した。今後、GAHの子どもを持つ親のガイドラインを作成し、第2回のミーティング時に配布予定である
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
1.平成22年度「服は着る薬」の講演の反響が大きく、フォローアップ講演会を今年度に2回企画したが、1回は悪天候のため中止した。2.性分化疾患カンファレンスから発展し、CAH(先天性副腎過形成)の子どもと家族の会の創設することができた。平成24年度にも、定例会を持つ予定である。3.カウンセリング時に必要になり、性教育教材『からだとこころBOOK』を作成し、効果を上げることができた。
|
Strategy for Future Research Activity |
1.腹部に手術痕・人工肛門などがある女性のための下着の開発をおこなう。 2.『からだとこころBOOK』を使用した効果について評価する。 3.CAHの子どもと家族のガイドブックを作成する。 4.人工ペニスについて、企業を訪問し、情報収集する。
|
Research Products
(4 results)