2012 Fiscal Year Annual Research Report
思春期の子どもの性に関する発達課題や諸問題に対応できる子育て支援システムの構築
Project/Area Number |
22592508
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Research Institution | Okayama Prefectural University |
Principal Investigator |
岡崎 愉加 岡山県立大学, 保健福祉学部, 准教授 (50224001)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 思春期 / 性 / 子育て支援 / 座談会 / 親 / 家庭 |
Research Abstract |
思春期の性に関する子育て支援プログラムとして実施した座談会の評価から今後の課題を明確にすることを目的とし、所属大学倫理委員会承認後の平成24年7~12月、中学生の母親を対象に1回の参加者を約6名とした座談会を7回開催した。参加者40名に無記名自記式質問紙を用いて、座談会の評価は終了直後に実施(回収率95%)、得た知識や情報の伝達についての評価は1ヶ月後に郵送法にて実施(回収率67.5%)した。直後の結果:座談会の時間60分は適切94.7%、場所は適切100%、参加人数は適切86.8%であった。講師の話は参考になった97.4%、保護者同士の話は参考になった68.4%であった。講師から得た知識や情報を誰かに話そうと思う57.9%、保護者から得た知識や情報を誰かに話そうと思う21.1%であった。総合的に判断して参加して良かった78.9%、どちらかといえば良かった21.1%、今後も参加しようと思う68.4%であった。ママ友達や子育て中の知人に座談会への参加を勧める42.1%、どちらかといえば勧める50%であった。1ヵ月後の結果:座談会に参加したことを話した85.2%、相手は父親73.9%、子ども60.9%、ママ友達47.8%であった。講師から得た知識や情報を話した81.5%、相手は父親65.2%、子ども56.5%、ママ友達47.8%であった。保護者から得た知識や情報を話した44.4%、相手は父親50%、子どもとママ友達が同率41.7%であった。話した時のママ友達や子育て中の知人の反応は、座談会の内容に興味や関心がある様子が最も多く66.7%であった。8割以上の母親が講師から得た知識や情報を他者に話しており、相手は父親や子どもが多かったことから子育て支援策として家庭内では効果的と考えられたが、不参加のママ友達などへ知識や情報の伝達が促進されるような工夫をすることが今後の課題である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)