2010 Fiscal Year Annual Research Report
遺伝診療部門における遺伝専門看護職の職種間および施設間連携における役割とその構築
Project/Area Number |
22592522
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
横山 寛子 東海大学, 健康科学部, 教授 (30143150)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 美里 東海大学, 健康科学部, 准教授 (10276660)
辻 恵子 東海大学, 健康科学部, 講師 (30338206)
溝口 満子 東海大学, 健康科学部, 教授 (40149430)
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Keywords | 遺伝専門看護師 / 遺伝相談 / 遺伝相談が依頼 / 職種間連携 |
Research Abstract |
1. 本研究の経緯 本研究は、平成10年より始めた遺伝専門看護師についての研究テーマであり、平成19年度の研究では、出生前診断における遺伝看護師の実践的機能についての検討を行った。その結果では、看護職の遺伝診療部門への参入は平成11年度の調査より大幅に増加し37.0%となったが、遺伝医療チーム内での他職種との連携が取るのが難しいと感じている者は、63.1%と多かった。社会的ニーズから近年、遺伝診療部門を開設する医療機関が急増しているが、他職種間の連携によるチーム医療を行うことが原則とされている遺伝医療において、このことは大きな課題である。そこで、遺伝医療チーム内の連携状況や関連部門および外部施設との連携について、その現状と課題について明確にすると共に、遺伝相談のケアの質の向上を図ることを目的として本研究を行うものである。そこで、今年度は第一段階として、国内の遺伝診療部門のシステムに関する基礎資料の把握を行なうこととした。 2. 研究実施内容・結果 HPを開設している遺伝診療部門をピックアップして、そのシステムおよび人的配置および看護職の機能・役割についての把握を行なったが、HP上にそのシステムおよび人的配置を詳細に掲載していたものは少なく、期待するような情報を充分に得ることはできなかった。また、さらに看護職の機能・役割についても同様に、具体的内容を記載している施設は極めて少なかった。したがって、必要な情報の収集には至っていないため、郵送法による全国調査を次年度行なうことを予定している。
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