2013 Fiscal Year Annual Research Report
医療的ケアに携わる看護師の学校での活動基盤づくりと専門性を高める支援モデルの作成
Project/Area Number |
22592558
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Research Institution | Osaka Medical College |
Principal Investigator |
泊 祐子 大阪医科大学, 看護学部, 教授 (60197910)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹村 淳子 大阪医科大学, 看護学部, 准教授 (00594269)
山地 亜希 大阪医科大学, 看護学部, 助教 (70637644)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 医療的ケア / 学校看護師 / 特別支援学校 / 他職種との連携 / ケア技術 |
Research Abstract |
前年度までの調査結果から医療的ケアを担う看護師が自信がない技術項目は障害児看護の手技および新しい医療進歩への情報のなさであったので、初回研修プログラムは重症心身障害児看護の中でも呼吸のマネジメントに焦点を当てて、手技と最新シュミレーションを用いてプログラムを企画することにした。 研修会は本学医療技能シュミレーション室において、小児科医と救急医の協力を得て、実技を多く取り入れて計画した。研修プログラムは、講義として「重症児の呼吸機能のアセスメントと対応」、実技演習として、①「シュミレータを用いた重症児の呼吸-特に気道のマネジメント」と②「呼吸音聴取等アセスメントの実技』を組み入れ、終了後に討論の時間を設けた。①の実技は、小児蘇生トレーニング「Sim junior」を、②の実技は、呼吸音聴診シミュレータ「Mr.ラング」を用いて、実際を体験できるように汲んだ。 定員は15人としていたが21人の申し込みが3府県8つの特別支援学校からあり、実際の参加者は20人であった。終了時に評価のためのアンケート調査を行った結果、全員が研修内容に満足を得ていた。呼吸管理に現場で課題が多く、終了後の質疑応答では、実際に看ている児童生徒の気道のマネジメントへの困難に関する判断についての質問が多くみられ、子どもの状態のアセスメント力を深める必要や、相談相手の必要性を感じた。 呼吸管理・気道のマネジメントに関する項目への質問には、「少しまだ自信がない」という回答が多く、今後も続けてこのような研修を希望していた。研修内容には、呼吸理学療法が数件あり、看護師自身が身に着けたい手技であることが分かった。 今後、特別支援学校のみならず、医療的ケアの必要な児童生徒が増えている普通学校において医療的ケアを担う看護師も対象に、ビギナーとアドバンストコースに分けてプログラムを洗練していきたいと思う。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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