2012 Fiscal Year Annual Research Report
看護系大学を拠点とした「ストレスマネジメント教室」実践教育モデルの開発
Project/Area Number |
22592607
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
近澤 範子 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (40118055)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川田 美和 兵庫県立大学, 看護学部, 講師 (70364049)
児玉 豊彦 兵庫県立大学, 看護学部, 助教 (10549166)
久保田 寛子 兵庫県立大学, 看護学部, 助教 (30582960)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ストレスマネジメント / リラクセーション法 / 実践教育モデル |
Research Abstract |
1.看護系大学を拠点とした地域住民のメンタルヘルス支援活動の実態および「ストレスマネジメント教室」の実践に関する意向調査 全国の看護系大学209校の精神看護学担当教員(講師以上)に郵送法にて無記名の質問紙調査を依頼し、同意の得られた87名(回答率42%)のデータ分析を行った。対象者の臨床経験は平均9.3年であったが、所属大学での教育経験は平均5.9年、5年未満が45%と経験の浅い教員が多かった。大学を拠点とした地域住民のメンヘルス支援活動を実施しているのは28%であり、定期的な実施はその内の29%に留まっていた。実施していない回答者(全体の69%)の主な理由は「時間がない」67%、「マンパワー不足」63%であった。また、「実施予定なし」は全体の44%であったが、「関心がない」は6%と少なく、「開催してみたい」45%と、人的・時間的・経済的条件が整えば実施したいという意向が半数近くを占めていた。新設大学ゆえの地域との繋がりの浅さや広報不足等の課題についても示唆が得られた。 2.「ストレスマネジメント教室」モデルの教育的活用に関する検討 看護系大学大学院専門看護師教育課程におけるストレスマネジメント技法の教育担当者に文書にて研究協力を依頼し、同意の得られた4名に対してモデルに関する文書および昨年度研究成果の教材用DVDを送付した上で半構成の面接調査を行った。DVDの教育的効果については、構成・映像・説明とも「非常にわかりやすい」「有用」と全員から高い評価が得られ、「手元に資料がほしい」等の意見も得られた。専門看護師教育課程への教育的活用に関しても「非常に有益」との全員から高い評価が得られた。この結果を踏まえて、展開の手引きとしてプログラムとシナリオを小冊子にまとめ、DVDを添付する形で研究成果をまとめた。 なお、両研究とも所属機関の研究倫理委員会の承認を得た上で実施した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)