2010 Fiscal Year Annual Research Report
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22592617
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| Research Institution | Juntendo University |
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Principal Investigator |
樋口 キエ子 順天堂大学, 医療看護学部, 先任准教授 (60320636)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小竹 久実子 順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (90320639)
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| Keywords | 退院支援 / 継続看護 / 継続看護のツール / スクリーニングシート / 在宅移行時アセスメントシート / 多職種連携 |
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| Research Abstract |
【目的】退院患者の在宅への移行が円滑に進み、必要な継続看護が継続先に繋がる「修正版在宅療養移行時アセスメントシート(以下ツール]」の作成をする。【方法】ツールの最近の動向把握に向け1)文献レビュ- 2)一般開放病院とがん拠点病院のツールの分析 3)施設の視察によるツール活用の把握をした。ツールの最近の動向は以下の通りである。
【結果】1)記録記載期限は、がんターミナル期48時間以内、慢性疾患48時間～1週間以内であった 2)がんターミナル期の特徴は、医師、看護師、家族・患者用の退院シートによりチームケア体制が具体化、また緊急連絡体制が詳細に示されていた 3)慢性疾患の場合は介護保険に関する事業所の詳細欄があった 4)共通の傾向はスクリーニングシートと併用、看護の継続先情報欄、対象の意向欄設置であった。
【考察】最近のツールの動向より、がん患者のツールは、緊急対応を要するため48時間以内のアセスメントが求められている。今後の方向は、疼痛コントロールのための薬剤管理など他職種との連携欄が必要である。慢性疾患の場合は、在宅での療養の継続とQOLのため、介護保険をはじめとする保健医療福祉制度に関する項目がある。今後は、全体像把握の項目や医療処置管理などの課題を継続先に繋ぐことである。双方では、スクリーニングシートとの連動、他職種との連携充実化が示されていた。
本研究より、在宅療養移行を円滑に行う、一方法である「継続看護のツールの最近の動向」として、1)此までにない速度で内容の改善が繰り返えされている 2)多職種によるチームケア体制の強化 3)患者・家族主体の退院支援の高まり 4)保健医療福祉資源の活用の高まり 5)病院全体における退院支援の質向上に向けた体制づくりの動向が把握できた。本年度は、本結果を基に「修正版在宅療養移行時アセスメントシート」を作成し、現在プレテストの実施中である。
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