2010 Fiscal Year Annual Research Report
サービス・デザインのデザインプロセスの解明と方法論の体系化
Project/Area Number |
22615006
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
渡邉 誠 千葉大学, 大学院・工学研究科, 教授 (50272349)
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Keywords | デザイン / サービス / 方法論 |
Research Abstract |
平成22年度には、サービス・デザインのデザインプロセスの解明のために、2つのことを行った。第一は企業におけるサービス・デザインのプロセスの考え方に関するインタビュー調査とそのまとめ、第二はサービスサイエンスにおける各種の方法論をサービス・デザインでどのように応用するかについての検討である。 1.企業におけるサービス・デザインのプロセスの考え方 プロダクト・デザインとサービス・デザインの双方の方法論における一番の違いは製造準備と製造に関わる時間である。この時間がサービス・デザインでは大幅に短縮されるために、市場投入までの製品開発の時間が全く異なる。この開発時間の違いをどのようにシンクロさせるかが一番の課題であることがわかった。 2.サービスサイエンスにおける方法論のサービス・デザインへの適用 過去のサービスサイエンスに代表される方法論に、インターフェイスデザインがある。インターフェイス・インタラクションなどのデザイン方法論に関する研究(ISO13407やJIS-Z1670など)における人間中心設計のチェックリストを応用し、汎用的な設計の為のチェックリスト項目の体系化とプロセス管理の検討を行った。 とくに、ドキュメントを伴うサービスについてはデザインを構築するためのガイドラインが必要であり、そのガイドラインにどのようなコンテンツ(目次)が必要かを明らかにした。
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Research Products
(3 results)