2012 Fiscal Year Annual Research Report
インタフェースデザインにおける視覚的使いやすさ感の研究
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22615035
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Research Institution | Sapporo City University |
Principal Investigator |
酒井 正幸 札幌市立大学, デザイン学部, 教授 (00433128)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 勝雄 広島国際大学, 心理科学部, 教授 (00352021)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ユニバーサルデザイン / インタフェースデザイン / ユーザビリティ / 視線計測 / 家電機器 |
Research Abstract |
高齢ユーザを対象に、ジャー炊飯器の3Dプロトタイプを用いて視覚的使いやすさ感評価実験を実施した。昨年度実施の若年ユーザを対象とした評価実験結果と合わせて分析を行い、この成果を取りまとめ、国際学会(KEER2012)への論文投稿を行い採択された。またジャー炊飯器以外の家電製品として電気剃刀についても視覚的な使いやすさ感の調査分析を行った。これらの成果は日本デザイン学会、日本感性工学会で口頭発表を行い聴講者から貴重な助言をいただいた。また初年度から最終年度までの研究成果と文献調査結果を整理し、[「見た目」も使いやすい製品デザインのための10の原則]と名付けたガイドラインを作成した。本ガイドラインは企業のデザイン現場の開発者や、製品デザインを学ぶ学生を対象に、わかりやすく、コンパクトにまとめたもので、次の10項目について解説している。1)シンプルさ、2)なじみ感、3)まとまり感、4)操作方法の直観的理解、5)視覚的認知要素のサイズ、6)ボタンの独立性、7)ボタンの優先順位づけ、8)用語の使い方、9)単機能製品のデザイン、10)機動性重視製品のデザイン。 また、本ガイドライン編集にあたっては、いままでの口頭発表時に議論となった使い勝手(Usefulness)を構成する使いやすさ(Usability)と有用性(Utilty)をどのように整理、統合していくかがポイントのひとつとなった。本ガイドラインはサーバー上にアップロードし、広く一般に活用できるよう配慮した。今後は本ガイドラインを企業のデザイン部門等に配布するとともに、学部の授業等にも活用していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)