2012 Fiscal Year Annual Research Report
アンコール文明と流域環境の相互変遷に着目した「時空を旅するESD教材」の創出
Project/Area Number |
22650197
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Research Institution | Tohoku Gakuin University |
Principal Investigator |
平吹 喜彦 東北学院大学, 教養学部, 教授 (50143045)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塚脇 真二 金沢大学, 学内共同利用施設等, 教授 (00222133)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ESD / 環境変遷 / 生態系サービス / 伝統的な暮らし / 教材創出 / アンコール文明 / 国際研究者交流 / カンボジア |
Research Abstract |
平成24年度は、本研究課題にかかわる現地調査・打ち合わせを8~9月(平吹・塚脇)と3月(平吹)に実施し、さらに関連する現地活動も5回(塚脇)行った。それぞれの渡航時には、(1)アンコール世界遺産地域を中心に、シェムリアプ川流域の自然環境と地域住民の生活様態、水環境・治水利水に関して、雨季・乾季間の季節変化に力点を置いた追加調査を行うとともに、(2)カウンターパートである国立アンコール世界遺産管理運営機構(APSARA)と研究推進に向けた打ち合わせ・フィールド巡検を実施した。また8・9月には、(3)APSARAでインターンシップ中の大学生の協力を得て、「時空を旅するESD教材(試作版)」に基づく試行的な体験学習を実践し、見取りや事後ヒアリングを通じて教育効果を高めるための課題を抽出した。 こうした現地活動と国内におけるインターネットを介した継続的な議論を通じて、3年間にわたる研究全体を踏まえたビジュアルESD教材『水と生きる 大地と生きる -アンコール世界遺産のさまざまな暮らし-』(日本語版; 「解説・資料」、「指導者用図版」、「児童用図版」の3編から構成)を刊行した。 また、教材の基盤をなす学術調査やESD教材作成に向けた諸活動に関して客観的評価を得るために、アンコール世界遺産国際管理運営委員会(6月)やシンポジウム(12月)で発表した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)