2010 Fiscal Year Annual Research Report
日本人を巡る文化受容と伝搬-戦時期日系人社会における教育を中心に
Project/Area Number |
22653111
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Research Institution | Notre Dame Seishin University |
Principal Investigator |
西井 麻美 ノートルダム清心女子大学, 人間生活学部, 教授 (90218107)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北原 かな子 秋田看護福祉大学, 看護福祉学部, 教授 (80405943)
金井 ジュリー (西井 寿里) 川崎医療福祉大学, 医療福祉マネジメント学部, 准教授 (40351952)
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Keywords | 比較教育学 / 比較文化史 / 日系人社会 / 文化受容 / 文化意識 |
Research Abstract |
平成22年度では、次の三つ項目により研究を進めた。 (1) 研究テーマに関する分析枠組みの形成のための資料収集と協議 日系人の教育および文化に関する文献を収集するとともに、(2)に示すインタビューをふまえて、「文化受容と伝搬」に含まれるトピックスについて協議と考察を行った。 (2) シンポジウム形式の討議の開催 研究協力者根川幸男による「ブラジルに於ける日本的教育文化の越境と再創」を演題とするシンポジウム形式の討議を開催した。研究協力者小林善帆がコメンテーターを担当し、研究代表者西井麻美、研究分担者北原かな子、同金井ジュリー(西井寿里)、研究協力者福原史子が討議に参加した。 (3) 日本国内および韓国、ブラジルにおいて日系人等を対象とするインタビュー調査日本国内では岡山・東北地方で日本人を巡る文化受容に関する聞き取り調査を行った。韓国では、研究協力者小林善帆が、日本の伝統文化に係る文化受容と伝搬について調査を行った。 また、ブラジルでは、研究代表者西井麻美と研究協力者金井ジュリー(西井寿里)が、サンパウロ・リオデジャネイロ・クリチバ等において、日系人を対象に、日本文化の伝搬とブラジル文化の受容に係る聞き取り調査を行った。
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