2010 Fiscal Year Annual Research Report
「中1ギャップを探る」-不登校の年齢的変化に影響する要因の検討-
Project/Area Number |
22653117
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
川島 一夫 信州大学, 教育学部, 教授 (40135116)
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Keywords | 不登校 / 中1ギャップ |
Research Abstract |
平成22年度に検討された内容は,【問題1】小学校と中学校の教育方針が異なるために、子どもの価値観に迷いがでるのではないか,【問題2】中学校では教科ごとに教員が違う教科担任制に変わり、先生とのつながりが弱くなるからであろう,の2点であった.その結果,特に小学校と中学校の教育方針が異なるために、子どもの価値観に迷いがでるのではないか、および中学校では教科ごとに教員が違う教科担任制に変わり、先生とのつながりが弱くなるからであるの2点についてデータを得た.そこでは,小学校時代の子どもの状況が中学校に伝わっていないために生ずることの可能性について、次の課題とすることとした.現在の取り上げるべき問題として,小学校時代の子どもの状況が中学校に伝わっていないために生ずる可能性について,および小学校に比べて学習内容が難しくなり、学習につまずく生徒が増えてくることの可能性について検討することである.また「中1ギャップ」の基礎としてあげられてきたものは具体的な項目として以下の3つの項目であった.項目としては,1."不登校"及び"いじめ"の増加か見られるについて,2.親が子どもの状態の認知に関連する項目として、親の関与の低下が見られた.3.教科に関する動機づけが低下したこと,の3点があげられている.
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