2012 Fiscal Year Annual Research Report
月経前症候群による看護職のヒューマンエラー発生防止のためのセルフケア行動の促進
Project/Area Number |
22659399
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Research Institution | Meio University |
Principal Investigator |
小西 清美 名桜大学, 健康科学部, 准教授 (50360061)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
名城 一枝 名桜大学, 健康科学部, 講師 (00316217)
仲村 美津枝 名桜大学, 健康科学部, 教授 (30114309)
石川 幸代 名桜大学, 健康科学部, 准教授 (80512847)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 月経周期 / 多重課題 / ヒューマンエラー / 医療安全 / 月経前症候群 |
Research Abstract |
平成23年度に研究テーマ「看護現場におけるインシデント・アクシデント発生時の月経前期と不定愁訴に関する研究」を臨床現場の看護職を対象にアンケート調査を行った結果を、平成 24年度は、日本看護研究学会(平成24年7月8日)において、発表した。発表テーマは「看護現場におけるインシデント・アクシデント発生時の月経前期と不定愁訴に関する研究」「看護現場におけるインシデント・アクシデント発生と月経症状との関係」「インシデント報告の中に月経の時期を記入することに対する看護職の認識」の3報を報告した。 平成24年度は、23年度で得られた結果を院内研修会で報告しセルフケア行動の促進とインシデント報告内容の改訂版(案)を作成することを目的とした。方法として、調査研究に協力を得られた施設を対象に研修会を3箇所で実施し、108人の参加があり、そのうち調査用紙に記入してもらった55人(50.9%)を分析対象に行った。研修会の内容は、「月経前症状と多重課題の業務との関連」「多重課題の業務時のインシデント」「PMSとセルフケア」「女性の職場環境を良くすること」であった。研修会後の調査は、インシデント報告に月経状態を記入する項目を任意で記入してよいかについて質問を行った。その結果、賛成38人(69.1%)、反対15人(27.3%)、未記入2人(3.6%)であった。賛成の理由として、「PMSを理解し、相手に理解してもらえる」「セルフケアができる」「PMSとインシデントの関連性がわかる」「PMSを知ることで対策がとれる」という結果であった。反対と答えた理由には、「プライバシーが守れない」「PMSを言い訳にしない」という結果であった。結論として、研修会を通して、インシデント報告に月経状態を記入することを任意で記入することに対して、7割近く同意していた。これより、インシデント報告内容を改定していく必要がある。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)