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2011 Fiscal Year Annual Research Report

看護師・医師からみたNICUにおけるスピリチュアリティの問題に関する研究

Research Project

Project/Area Number 22659411
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

横尾 京子  広島大学, 大学院保健学研究科, 教授 (80230639)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 藤本 紗央里  広島大学, 大学院保健学研究科, 講師 (90372698)
村上 真理  広島大学, 大学院保健学研究科, 助教 (10363053)
KeywordsNICU / 新生児医療 / 新生児看護 / スピリチュアリティ / スピリチュアルケア / スタッフ教育 / 傾聴 / 苦悩の共有
Research Abstract

本研究の目的は、NICUに勤務する看護師および医師に半構成型面接調査を実施し、NICUに存在するスピリチュアリティに関する問題や課題を明らかにし、スピリチュアルケアの実践への示唆を得ることである。
本年度は、宗教法人もしくは宗教名を標榜している施設に勤務する看護師・医師にも面接調査を実施し、研究目的を達成することであった。
面接調査は、看護師7名、医師7名、計14名に実施した。この内5名(看護師3名・医師2名)が、キリスト教を標榜する施設に属していた。対象者が認識するピリチュアリティに関する問題や課題は、宗教名を標榜するかしないによる違いは認められなかった。また全員が、NICUでは誕生と死の並行が避けられないため、スピリチュアルケアは家族にも医療者にも必要であると認識していた。
スピリチュアリティに関する問題や課題は、NICUの看護師や医師の多くは「スピリチュアリティが何であるかを知らない」「スピリチュアリティをケアの領域として認識していない」ことであり、スピリチュアルケアを実践していくには「スタッフ教育」が重要であり、「スピリチュアリティに関する基礎的知識」に加え、「事例の振り返りによる自己および他者の価値観や考え方の再発見」が不可欠であることが抽出された。さらに、スピリチュアルケアには「相手の話を聴き、気配りができる医療者の存在」が重要であることが抽出された。また面接対象者は、自らの医療者としての価値転換を迫られる体験を通して、「苦しみを吐露できる場」「苦しみを分かち合う場」がいかに魂の救済になるかを語った。
以上の結果から、NICUでは家族・医療者の両者にスピリユアルケアが必要であり、その実践には「スタッフ教育・聴ける医療者の存在・苦悩の共有」が鍵となることが示唆された。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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