2011 Fiscal Year Annual Research Report
助産教育における分娩介助技術到達度の可視的評価方法の開発
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22659414
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Research Institution | Yamagata Prefectural University of Health Science |
Principal Investigator |
大平 光子 山形県立保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (90249607)
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Keywords | 助産教育 / 可視的評価 / 分娩介助技術 / 圧センサー |
Research Abstract |
本研究は助産教育における、分娩介助技術到達度の可視的評価方法を開発することを目的としている。本研究においては、分娩介助時の身体動作および手掌の圧分布を明らかにし、学習者の分娩介助技術習得プロセスにおける到達度を可視化して評価する方法を開発することを目指す。 平成23年度は熟練助産師、新人助産師、それぞれの分娩介助技術を観察(測定)し、熟練助産師と新人助産師の介助技術の違いを分析し、助産学生の分娩介助技術到達度を明確にすることを目的として研究を継続した。 熟練助産師と初学者および新人助産師の測定を予定したが、初学者しか測定できなかったため、熟練者と初学者の分娩介助技術時の圧分布および身体動作の違いから、助産学生が実習において分娩介助を経験するまでに到達することが望ましいレベルを検討するに至っていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究開始当初使用を予定していた圧分布測定器の本研究における適切性を確認することに時間を要したことが、測定開始の遅れを招き、現在の遅れにつながっている。測定の事前調整に時間を要するため、1回に測定できる人数が限られることも、測定補助者が少ないため、遅れにつながった。圧分布測定器は最終的に当初予定のものを使用することとした。身体動作の分析はビデオ録画した動作を動作分析ソフトで解析することとした。
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Strategy for Future Research Activity |
測定と分析を推進するため、測定補助者および分析を支援する人員を確保する。 データの蓄積が少ないため、分娩介助技術到達度の評価方法として確立する段階までは到達しない可能性があるが、分娩介助時の手掌の使い方については、熟練者との圧分布の違いを確認することによる評価指標は試案として提示することを目指す。
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