2011 Fiscal Year Annual Research Report
形態学を基盤とする独自の統合的解析法による新規チロシンキナーゼ融合遺伝子の同定
Project/Area Number |
22680063
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Research Institution | Japanese Foundation For Cancer Research |
Principal Investigator |
竹内 賢吾 公益財団法人がん研究会, がん研究所・病理部, 主任研究員 (40323612)
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Keywords | ALK / ROS1 / RET |
Research Abstract |
本研究の目的は、固形癌において、新しいチロシンキナーゼ(TK)融合遺伝子を同定する、ことにある。TK融合遺伝子は多くの場合がんの第一義的病因であり、多くの阻害剤が存在または開発中であるので、その発見はがんの診断および治療の革新的進歩に直結する。 探索システムは病理組織学をベースとしたユニークなものであり、現在、肺癌、乳癌、婦人科癌、腎癌、大腸癌で組織アレイの作成が完了しスクリーニングが進行している。今後、肝癌などに展開予定である。 本年度は、13.研究発表にしめしたとおり、新規融合遺伝子として、ともにTK阻害剤の対象となる肺癌におけるRET融合遺伝子2種,ROS1融合遺伝子4種,ALK融合遺伝子1種,腎癌におけるALK融合遺伝子2種の報告を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新規融合遺伝子として、ともにTK阻害剤の対象となる肺癌におけるRET融合遺伝子2種ROS1融合遺伝子4種,ALK融合遺伝子1種,腎癌におけるALK融合遺伝子2種の報告を行ったから。
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Strategy for Future Research Activity |
研究は順調に進行しており、対象疾患を増やす。
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Research Products
(11 results)