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2012 Fiscal Year Annual Research Report

潜在的な経験知の創出・ユーザへのレコメンデーションを行う学習支援型SNSの提案

Research Project

Project/Area Number 22700818
Research InstitutionFukui Prefectural University

Principal Investigator

徳野 淳子  福井県立大学, 学術教養センター, 講師 (70451987)

Project Period (FY) 2010-04-01 – 2014-03-31
Keywords教育工学 / 教育学習支援システム / SNS / テキストマイニング
Research Abstract

出産・育児休暇により平成23年度途中から研究を中断していたため,平成24年度の研究期間は4ヶ月間であったが,この期間に中断前にやり残した作業と次年度の研究の基盤作りを行った.まず,前年度までにテスト環境で開発した学習支援型SNSを支える2つの機能「b. 回帰的ソーシャル・ブックマーク(SBM)によって各時期に注目すべき経験知を提示する機能」と「c. ユーザの関心・要求を顕在化し,レコメンデーションする機能」を見直し,機能cのアルゴリズム上の不備を修正した.
また,機能(b), (c)において,他のユーザにレコメンデーションする情報やタイミングを改良するため,大学SNSのブログデータに対してテキストマイニングを実施した.これを行うために,まず,前年度構築途中であったブログデータから解析に不要な語を取り除き,形態素解析器Mecabを用いて,各ブログを特徴付けるキーワードを自動抽出するツールを実装した.「福井県戦略的大学連携事業」(Fレックス)のSNSのブログタイトルを用いて検証したところ,毎年同時期にいくつかの共通したキーワードが出現すること,また,それらは学生生活に合わせて変化することが確認できた.しかし,キーワードの中には,循環性(時期毎の共通性)を持たないものも含まれるため,今後どのようなキーワードに循環性があるかなど,より詳細な分析を行った上で,機能の改良を行いたいと考えている.今後自由度の高いブログ本文に対してより正確な分析を行うために,形態素解析辞書の整備も併せて行った.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

育児休業取得,子の養育等の事情により研究期間が予定していたよりも短くなったため.

Strategy for Future Research Activity

本年度は,前年度から継続して実施しているFレックスSNSのブログデータに対するテキストマイニングを行い,どのようなキーワードに循環性があるかなど,より詳細な分析を行う.また,これまでにテスト環境で開発したシステムでは,他のユーザにとっても有用な経験知を抽出する基準としてソーシャルブックマークを用いたが,ソーシャルボタンやコメント数,閲覧数などその他の指標についても検討する.これらの分析・検討を踏まえた上で,研究目的に示す機能(b)や(c)を改良し,実運用環境であるFレックスSNSに適用する.本年度は最終年度にあたるため,適宜,これまでの研究成果の評価と文書作成を行っていく予定である.

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 大学生活動の類似性・循環性に着目した学習支援型SNSの提案

    • Author(s)
      徳野淳子
    • Organizer
      教育システム情報学会(JSiSE) 2012年度第6回研究会
    • Place of Presentation
      山口大学

URL: 

Published: 2014-07-24  

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