2011 Fiscal Year Annual Research Report
アジアにおける身体表現の変遷?温故知新が生み出す"異物"の交流?
Project/Area Number |
22720059
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
北村 明子 信州大学, 人文学部, 准教授 (40334875)
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Keywords | 現代舞台舞踊芸術 / 舞台演出論 / 身体表現 / 振付論 / コンテンポラリーダンス / 芸術論 |
Research Abstract |
インドネシアと日本のアーティストらの共同作業の方法論を模索し、アーティスト個人のバックグラウンドから表現内容を模索し、舞台作品創作、共同創作の可能性を実践的に考察。ジャワ伝統舞踊家(インドネシア在住Martinus Miroto)ワヤン・クリ影絵師・音楽家(インドネシア在住Slamet Gund Ono)と映像作家(日本在住石川慶)、音楽家(フランス・日本在住森永泰弘)の遠隔地における共同制作進行どのように進めていくか、Google+,Skypeによる会議や討論の記録方法、映像情報交換(振付等を含む)を試験的に実施し考察。それらの内容から舞台構成を相方で設定し、作品のスクリプトを日本チームで創作。それに基づく現地でのフィールドワーク(音楽、映像素材の採集)を同時進行させた。2011年12月より舞台制作チーム(舞台監督、照明家、制作など)を構成し、2012年2月より1ヶ月間、Martinus Mirotoを日本に招聘。ジャワ伝統舞踊・インドネシア音楽のレクチャー・ワークショップ開催、短期滞在共同創作作業実施。研究発表成果舞台作品演出・再構成についての共同研究後、実践研究「アジアにおける身体表現の変遷~温故知新が生み出す"異物"の交流~舞台ショーイング+討論会実施。:セゾン文化財団森下スタジオにて、3月14日13:00~19:00実践研究発表会を行う。3月15~17日それぞれ講師に谷川渥氏(美学研究者、國學院大学教授)、榎本了壱氏(アートディレクター、京都造形大学教授)、萩原朔美氏(映像作家、多摩美術大学教授)を招聘しレクチャーを実施、18日17:00~は共同研究者、アーティスト達の討論会を行い、作品発表後のディスカッションを実施。3月末、現地フィールドワーク調査を含めた報告書・資料アーカイブ・映像・写真資料の作成。研究発表映像のDVD資料作成。本研究に基づき2012年4月27・28日ジャカルタにて劇場作品発表が実現したため、論文報告書は作成過程にあるが、理論・実践の2つの視点から考察した研究内容をいずれかの公的機関にて発表予定である。
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Research Products
(2 results)