2010 Fiscal Year Annual Research Report
医療費分析による医療サービスの経済学的評価と制度・政策形成への提言
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22730189
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| Research Institution | Tokyo Gakugei University |
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Principal Investigator |
伊藤 由希子 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (30439757)
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| Keywords | 医療費 / 医療政策 / 医療サービス |
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| Research Abstract |
平成22年度における研究内容は主に以下の3点である。(1)健診情報・特定保健指導情報・医療費(レセプト)の各統計の整理を行い、必要な複数の統計をマッチングする。(2)国内出張(病院視察)及び学会参加(3)年度末に目処に分析結果をまとめ、データのサーベイとして研究協力者に配布、意見を仰いだ上で国内学会での発表に応募。また、紀要論文など査読無し論文として形にする。上記3点に関しては共同研究者との打ち合わせを適宜実施している。また国外出張の経費・研究補助者の謝金を当初計上していたが、当該科研費ではなく、別途の研究費よりこれを支出した.(1)についてはデータの更新体制が整い、今年度以降の本格的考察への準備が整った。(2)については実際の地域医療の構築体制を視察するため,福島・山形・千葉・静岡・栃木・長野の400床～900床規模の病院を訪問し,医師及び事務担当者にインタビューを行った。また国内学会発表を日本経済学会および日本医療・病院管理学会にて行った。その他、大阪府国保連合会・三重大学・医療セクター評議会が主催する各講演会において、公衆衛生政策や地域医療政策に関する講演を講師の1人として行った。TBSラジオの番組においても同様のテーマで解説を行った。(3)については、(1)で構築したデータから、2008年度2009年度の特定保健指導の医療費適正化効果についてワーキングペーパーにまとめた。研究抄録については,厚生労働省科学研究費事業報告書(津下一代代表)にも転載した。上記の研究内容を通じて、健康政策に関するデータ上の裏付けを図りながら、現場の医療担当者へのフィードバックを行った.また、現実的な課題に対する意見交換の機会を得たことで研究面での課題を精緻化することができた。
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