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2011 Fiscal Year Annual Research Report

TLR9によるB細胞の機能調節と炎症性腸疾患治療への応用

Research Project

Project/Area Number 22790657
Research InstitutionFukushima Medical University

Principal Investigator

片倉 響子  福島県立医科大学, 医学部, 講師 (70423788)

Keywords炎症性腸疾患 / Toll-like receptor / 制御性B細胞
Research Abstract

前年度はCpG DNA投与によってマウスの腹腔リンパ節で制御性サイトカインの産生が認められ、マウスDSS腸炎モデルの炎症が抑制されることが明らかになったが、テーマであるB細胞の関与については不明であったため、本年度はCpG DNA投与による形質細胞様樹状細胞(pDC)の活性およびB細胞の分化への影響について検討した。
1、マウスの骨髄細胞をFlt3リガンドで刺激しpDCを作製し、脾臓から分離したCD20陽性細胞と共培養しCpG-DNAを加えた。分化したB細胞の表現型をフローサイトメトリーで確認するも、CD5陽性細胞は検出できなかった。
2、CpG DNAで刺激したpDCとCD20陽性B細胞を共培養し、上清中のサイトカイン産生を検討したが、TGF-β、IL-10等の制御性サイトカイン産生増加は認められなかった。
以上より、CpG投与にてマウスDSS腸炎は抑制され、腹腔リンパ節では制御性サイトカインの産生が確認できたが、この腸炎抑制のメカニズムにおいてB細胞、特に制御性B細胞は関与していないものと考えられた。よって、ヌードマウスを用いた、B細胞移入によるマウス腸炎の抑制を検討する実験は施行しなかった。

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Published: 2013-06-26  

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