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2011 Fiscal Year Annual Research Report

骨分化能に優れた根尖部歯髄組織由来間葉系幹細胞の単離およびその解析

Research Project

Project/Area Number 22791954
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

山縣 憲司  筑波大学, 医学医療系, 講師 (00420084)

Keywords骨分化能 / 間葉系幹細胞(MSCs) / 骨折モデルマウス / 智歯歯髄 / CD349
Research Abstract

骨分化能の高い智歯歯髄由来間葉系幹細胞(MSCs)を単離・同定し、効率的な骨再生を行うことを目的に、抜去智歯を形成段階に応じて歯冠完成期、歯根形成期、歯根完成期に分類し、それぞれのMSCsを単離した。in vitro実験による骨分化能解析および骨折モデルマウスを用いたin vivo骨形成能解析を行った。また、CD349マーカーを用いてMSCsを分離し、in vitroにおける骨分化能、骨折モデルマウスを用いた骨形成能解析を行った。
平成23年度は、インフォームド・コンセントを行い同意の得られた症例より、in vitroにおいて、歯根完成期で他の形成期と比較し有意に骨分化能が優れていた。骨折モデルマウス解析では、コントロール群と比較し骨形成能は高かったが、形成期による差は見られなかった。CD349の発現を指標として分離したCD349(+)MSCsは、CD349(-)MSCsと比較して、in vitroでは、歯根完成期のCD349(+)MSCsで有意に骨分化能が高いことが分かった。また、骨折モデルマウスでは歯冠完成期のCD349(+)MSCsで骨分化能が有意に高い結果であった。
in vitroの環境下では歯根完成期において他時期由来MSCsと比較して高い骨形成能を有していることが分かった。また、CD349の発現を指標として単離したCD349(+)MSCsは、CD349(-)MSCsと比較して骨分化能に優れている細胞であることが、in vivo解析により明らかとなった。
以上の解析により、将来、智歯歯髄由来MSCsを用いた細胞治療を行う際に、基盤となる知見を得ることができることから、大変意義ある研究であると思われる。

  • Research Products

    (1 results)

All 2011

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] ヒト智歯歯髄由来間葉系幹細胞の骨分化能に対する機能解析2011

    • Author(s)
      山縣憲司, 他
    • Organizer
      日本口腔外科学会総会
    • Place of Presentation
      大阪国際会議場
    • Year and Date
      2011-10-22

URL: 

Published: 2013-06-26  

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