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2010 Fiscal Year Annual Research Report

舌痛症の病態解明‐自律神経機能の変化について‐

Research Project

Project/Area Number 22791961
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

新美 知子  東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 医員 (50510351)

Keywords舌痛症 / 心拍変動解析 / 自律神経
Research Abstract

舌痛症は心身症のひとつとして扱われることが多いが、近年、心理的ストレスが自律神経の失調、内分泌系の障害などを招くと報告されている。一方、慢性疼痛の発症、増悪には自律神経機能の失調が関与していることが知られている。以上のことから、舌痛症患者における自律神経系の変化を定量化することにより、舌痛症の病態を明らかにすることが本研究の目的である。本年度は舌痛症病態解明の第一歩として、心臓自律神経活動の指標である、心拍変動解析を用いて心臓自律神経活動について検討した。
対象は東京医科歯科大学歯学部附属病院ペインクリニックに来院した患者で、舌痛症と診断された患者(舌痛症群)および舌痛症が認められない健常成人(コントロール群)の計49名とした。各被験者にモニター心電図を装着し,5分以上安静仰臥位とした後に,自発呼吸下に10分間心電図を記録した。その後、得られた心電図を1kHzでA/D変換し,GMS社製MemCalcを用いて解析を行った。その結果、CVRR,LF,HF,TFおよびLF/HFともに2群間で有意差は認められなかった。また,性別構成でも有意差は認めなかった。しかし、年齢においては有意差が認められた。
そこで,年齢調整後の各説明因子と舌痛症との関連を検討する目的で,多重ロジスティック回帰分析を行った。その結果,上記結果と同様に,全ての説明因子は舌痛症との間に有意な関連を示さなかった。
さらなる対象例数の増加と,新たな解析手段の構築に関する検討が必要と思われた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 舌痛症の病態解明-第1報:心拍変動解析による心臓自律神経活動について-2010

    • Author(s)
      新美知子
    • Organizer
      第38回 日本歯科麻酔学会
    • Place of Presentation
      横須賀
    • Year and Date
      2010-10-09

URL: 

Published: 2012-07-19  

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