2010 Fiscal Year Annual Research Report
心不全患者の日常生活における活動と休息のバランスアセスメントシートの作成
Project/Area Number |
22792190
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
佐佐木 智絵 兵庫県立大学, 看護学部, 助教 (20335904)
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Keywords | 慢性心不全 / 活動量測定 / 休息 |
Research Abstract |
心不全患者の活動と休息のバランスアセスメントシートを開発するために、(1)心不全患者の「休息」に関する概念分析を行い、休息という概念の特性を明らかにした。心不全患者にとっての休息とは、単に身体的な活動休止状態のみをさすのではなく、活動を再開することを前提として行われる、心身のエネルギー補充であった。また、活動を行わないことだけではなく、活動のレベルを下げたり、別の活動を行うことも含まれる概念であった。この結果は、第11回The aim of East Asian Forum of Nursing Scholarsでポスター発表を行った。さらに現在、外来通院中の心不全患者にインタビューと活動量測定を行っている。心不全患者は、疲労や不調を自覚していても、自分が日常生活を送るうえで変えられないと考えている役割や状況があると、活動を継続したり、休息を減らしたりしている状況がうかがえた。患者はそうした状況について、制限が守れていないという後ろめたさを感じながらも、やったらできるという回復や健康への自信につながっていることが推察できた。今後、さらにデーター数を増やし、内容を深めていく。
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Research Products
(1 results)