2022 Fiscal Year Comments on the Screening Results
近世ユーラシアの宗教アイデンティティ:グローバル多元主義と地域大国主義の相克
Project/Area Number |
22H00014
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 3:History, archaeology, museology, and related fields
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
守川 知子 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (00431297)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡 美穂子 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (30361653)
坂野 正則 上智大学, 文学部, 教授 (90613406)
島田 竜登 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (80435106)
冨澤 かな 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (80503862)
濱本 真実 大阪公立大学, 大学院文学研究科, 教授 (00451782)
弘末 雅士 立教大学, 名誉教授, 名誉教授 (40208872)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Summary of the Research Project |
本研究は、近世の「グローバル多元主義」と「地域大国主義」の相克のなかで、個人はどのように国家や地域社会と宗教的な折り合いをつけて宗教アイデンティティを保ったのかを、ユーラシア規模で解明することを目的とする。国家、社会、個人のレベルを設定し、それらの関係を、ユーラシアの各地域の研究者が、海外の研究者とともに考察を進めるものである。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
世界史的共時性の高くなる近世の特質を明らかにしようとする研究として評価できる。グローバルヒストリー上の近世を論ずるにあたって、宗教的アイデンティティを切り口にしている点に独自性がある。実証性を重んじたグローバルヒストリーの視座を提示し、近代史との接合を目指すという点で、波及効果が期待される。
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