2022 Fiscal Year Annual Research Report
非常時により多くのユーザに安心を与える防災音声通信システム制御技術の研究
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22H00247
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
山岡 克式 東京工業大学, 工学院, 教授 (90262279)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
望月 要 帝京大学, 文学部, 教授 (80280543)
馬場 健一 工学院大学, 情報学部(情報工学部), 教授 (60252722)
大西 仁 放送大学, 教養学部, 教授 (40280549)
北口 善明 東京工業大学, 学術国際情報センター, 准教授 (30537642)
大江 朋子 帝京大学, 文学部, 教授 (30422372)
宮田 純子 芝浦工業大学, 工学部, 准教授 (90633909)
飯干 諒祐 帝京大学, 文学部, 講師 (20970940)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 非常時音声通話 |
Outline of Annual Research Achievements |
非常時におけるVoIPアプリケーションに対する適切な要求QoS提供実現のために,IP網への多数のVoIP収容により生じるQoS劣化(パケットロス発生や遅延増加)に関して,特性解析を開始した. まず,単一VoIPセッションのモデル化を行った.VoIPは,利用される様々な音声CODECおよび圧縮率により,IP網に送信されるパケットのサイズおよび送信レート(送信間隔)が異なる.そこで,現在VoIPアプリケーションや携帯電話で使用されている代表的な音声CODEC(ITU-T G.711,G729)に関して,単一のVoIPアプリケーションから送信されIP網に到着するパケット(以下VoIPセッション)の到着過程を,音声通話の無音区間の存在も考慮して,待ち行列理論におけるマルコフ変調ポアソン過程モデルとしてモデル化を行い,可変ペイロードサイズに対する有限状態数VoIPトラヒックモデルを提案し,過去に提案されている特定VPSサイズのトラヒックモデルから,その任意倍数VPSのトラヒックモデルを生成可能とした. また,これと並行して,非常時における通話行動に関する検討を開始した. いくつかの非常時シナリオを提示して,それらに対する通話行動や,また通話の成否による安心感の変化を,アンケートにより調査した.収集したデータに対して,新たに研究組織に追加したメンバーにより,安心感の変化をストレスの変化と捉えるアプローチが示され,肯定的感情.否定的感情の両面から定量的な分析が行われた.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究開始初年度ということもあり,また,新たに追加したメンバーから,本研究遂行に有益な見識が示されたこともあり,概ね研究計画通り順調に進展していると判断する.
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Strategy for Future Research Activity |
初年度は特に問題なく研究遂行が行えたため,次年度も計画に従いながら研究を推進していく予定である.さらに,初年度に得られた知見に関しても,より検討を深掘りし,学術的に新たな知見を創出していきたいと考えている.
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Research Products
(6 results)