2023 Fiscal Year Research-status Report
高専外国人留学生の適応実態調査及び修学サポート教育プログラム構築に関する実証研究
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22K00654
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Research Institution | Kagawa National College of Technology |
Principal Investigator |
内田 由理子 香川高等専門学校, 一般教育科(詫間キャンパス), 教授 (90259945)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大槻 香子 釧路工業高等専門学校, 創造工学科, 教授 (20240426)
浦家 淳博 釧路工業高等専門学校, 創造工学科, 教授 (30193957)
舩越 高樹 独立行政法人国立高等専門学校機構(教育研究調査室), 本部, 特命准教授 (40792015) [Withdrawn]
阿部 恵 函館工業高等専門学校, 校長, 校長 (50342449)
三橋 和彦 佐世保工業高等専門学校, 電気電子工学科, 教授 (60311114)
角谷 英則 津山工業高等専門学校, 総合理工学科, 准教授 (90342550)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 留学生修学支援 / 高専外国人留学生 / 留学生適応実態調査 / 留学生修学支援教育プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
外国人留学生が直面する問題を,入学初年次から卒業年次までにおける各学年特有の課題,文化や社会的背景などの観点から国別に分析し,適応を阻害する要因並びに留学中断・ドロップアウトの各種状況を明晰するとともに,留学前事前教育のあり方,多文化教育,学習支援,進路指導,チューター教育,留学生に特化した相談体制など,留学キャリア形成のための指導・支援システムを国別教育プログラムとしてモデル確立し,全高専での教育展開の基盤をなすことを研究の最終目的とする。 香川高専にて,留学生修学支援ワークショップを週1回,年間約40回開催し,学年や年間スケジュールにおける外国人留学生の学習・生活のつまづき,悩み,困難な状況等を把握・整理するとともに,抽出された課題に対して解決に向けた教育プログラムの基盤を構築した。加えて,日本人チューターの役割が外国人留学生の修学継続に重要な位置を占めることから,日本人チューター教育(異文化コミュニケーション理解,ピア・サポート,イージージャパニーズトレーニング等)の実践、ならびに異文化コミュニケーションを中心とした授業(香川高専4年生対象「社会科学Ⅱ」)におけるイージージャパニーズの教育展開を蓄積している。また,両実践を連結させた日本語授業の教材開発等を遂行中である。 留学生活の適応に関する外国人留学生対象調査を設計し実施,分析に取り組んでいる。 本研究実践成果を,日本高専学会2023発表「留学生の修学サポート -支援体制構築の展開-」にて公表している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
おおむね順調に進展している。研究分担者によっては、勤務地・役職の異動により、研究活動が停滞している。
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Strategy for Future Research Activity |
研究が停滞している研究分担者の、今年度の研究体制の確認と柔軟に取り組める環境整備、国外異動の研究者との連携体制整備が必要である。
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Causes of Carryover |
研究分担者の一部が,異動や業務内容の変更により,研究遂行が停滞し執行が滞っている。また,コロナ感染拡大状況により移動や対面調査が困難なため,オンラインによる研究遂行が主となり,旅費等の執行が不要となった。 次年度は,コロナ感染対策が緩和されるため,対面調査や学会活動等を積極的に遂行する予定である。
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