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2022 Fiscal Year Research-status Report

AIを利用した簡便で汎用性の高い食事調査法の開発

Research Project

Project/Area Number 22K02096
Research InstitutionKanagawa University of Human Services

Principal Investigator

駿藤 晶子  神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 准教授 (40457883)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 相澤 清晴  東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 教授 (20192453)
鈴木 志保子  神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 教授 (50325817)
飯田 綾香  神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 講師 (70739169)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
KeywordsAI / アプリケーション / 食事調査 / 管理栄養士 / 栄養食事指導 / セルフモニタリング
Outline of Annual Research Achievements

現在、スマートフォン用のアプリを用いた食事記録ツールは、一般の人々が食事内容をモニタリングする際に広く活用されている。我々はこれまでの研究によって、AIによる栄養価算出は、管理栄養士による修正を加えることで、最も真の値に近いとされるエネルギー・栄養素量と比較してその一致性は向上し、偏りを補正することができることを確認している。本研究では、AIの技術を搭載した食事記録アプリを活用し、対象者が記入・入力するのが面倒で途中でやめてしまうことの多い食事記録の手間を省き、対象者の継続性を担保しながら、管理栄養士がユーザの記録を基に食事指導を行う一連の流れをスタンダードなものとして確立させることを目的に下記の2つの課題に取り組む。
(1)様々な年代、生活背景をもつユーザによるAIシステムの栄養指導業務利用への実用性の検証
(2)管理栄養士が的確な栄養指導を行いやすくするためのAIシステムの課題抽出、システムの機能向上を行う
2022年度は、一般の方々とアスリートの食事記録にAIシステムを用いて検証を行った。一般の方々には、食事写真撮影とアプリによる食事記録を実施してもらい、算出されたエネルギー・栄養素量を管理栄養士が確認した。結果から、AIシステムを使用することによって栄養価算出時間が短縮する、つまり管理栄養士業務軽減化につながることが示唆された。また、アスリートを対象にAIシステムを用いて食事記録を行うにあたり、同時に実施した頻度法の結果と比較したところ、AIシステムと頻度法の栄養価算出結果が近似していることが明らかになった。さらに、ビタミン・食物繊維に関しては、AIシステムの方が頻度法よりもむしろ正確な栄養素等摂取量を算出できていた。このことから、アスリートにおいてもAIシステムによる食事調査に有効性があることが考えられた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

2022年度において「一般市民とスポーツ選手(アスリート)に対しての実用性の検証」は当初の計画通りに順調に遂行できている。

Strategy for Future Research Activity

次年度以降は、対象者の疾患を持つ患者や高齢者に焦点をあてて、引き続き管理栄養士がAIシステムを使用した際の実用性の検証を行っていく予定である。また、論文発表を視野に入れて準備を進めていく。

Causes of Carryover

2022年度は論文投稿に至らなかったこと、データ解析用のノートPCの購入に至らなかったことが次年度使用額が生じた主な理由である。次年度は、論文投稿に伴い投稿費用および英文校閲費用として使用する見込みである。

  • Research Products

    (1 results)

All 2022

All Presentation (1 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results)

  • [Presentation] Investigating the Validity of AI-based Dietary Recording Method2022

    • Author(s)
      Akiko Sunto, Miki Nakanishi, Ayaka Iida, Kiyoharu Aizawa, Shihoko Suzuki
    • Organizer
      The 8th Asian Congress of Dietetics
    • Int'l Joint Research

URL: 

Published: 2023-12-25  

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