2023 Fiscal Year Research-status Report
日本人学習者の表記能力を向上させるハングル正書法を用いた指導法の構築
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22K02295
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
キム ミンス 東海大学, 語学教育センター, 准教授 (20734833)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | ハングル / 表記 / 字形 / 日本人学習者 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、日本人韓国語学習者の表記能力を向上させる効果的な学習法および指導法を開発し、新しい韓国語の表記教育を提案することである。そのため、令和5年度は主に以下に取り組んだ。 1)綴りと字母の教育、表記などに関する国内外の文献の収集と整理を行った。2)前年度に引き続き、日本人韓国語学習者と韓国語母語話者のハングル字母の筆順の実態を調べるため、アンケート調査およびスマートペンを利用した調査を行った。収集したデータについてはデータベース化をした。3)日本人韓国語学習者のハングル字母の字形に関する認識調査結果について学会で発表し、学会誌へ論文として投稿した。4)韓国語の表記教育における指導上の注意点や指導項目を選定するために、日本国内の日本人大学生(韓国語の学習歴がある人100名、韓国語の学習歴がない人300名)を対象とし、ハングル字母の字形に関するWEB調査を行った。収集したデータについてはデータベース化をした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
日本人学習者を対象としたアンケート調査およびスマートペンを利用した調査の実施・分析などにより、当初予定していた教科書の分析や「ハングル正書法」における重点的指導項目の選定などがあまり進まなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、取得済みのデータの分析を引き続き行い、未実施の課題については研究計画に則って研究を推進し、研究内容を一層深める。また、分析結果については、学会への発表および学会誌への論文投稿等を通して報告を行う予定である。
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Causes of Carryover |
韓国語教科書の分析とスマートペンを利用した調査の分析が予定より遅れ、人件費や謝金があまり発生しなかったことが挙げられる。未使用額は今後の人件費や謝金、学会発表のための旅費などに充てることとしたい。
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Research Products
(2 results)