2023 Fiscal Year Research-status Report
仮想現実とアイトラッキングを活用したろう学校での研修・学習支援方法の研究
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22K02842
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
中瀬 浩一 同志社大学, 免許資格課程センター, 教授 (20369309)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 翔 同志社大学, 免許資格課程センター, 准教授 (90707168)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | ろう学校 / 仮想現実 / アイトラッキング / 研修 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は実際の授業を記録し、VR用ヘッドマウントディスプレイを用いた視聴を行うための基礎的な条件について検討した。とくに、仮想現実(VR)とアイトラッキング機能を組み込んだシステムを用いて、今後の研究を進めていく上で必要となる以下の内容の検討を行った。(1)ろう学校の実際に教師において、360度カメラの設置位置の検討(2)VR用動画の映像時間の検討 (1)については、研究協力校において360度カメラを①教卓の位置、②生徒の座席の位置、③教卓と座席の位置の中間と比較した。①については、教卓上に設置した場合と教師の頭上に設置した場合でも比較を行った。その結果、①は教師の移動とともに意図しない動きを視聴が体験することになり、いわゆるVR酔いを引き起こす可能性が判明した。③は教師の視線からも生徒も視線から離れてしまい、教室全体を見るにはいいが、教師あるいは生徒の立場に立ちにくくなった。最終的に、授業全体を疑似体験できるには②生徒の座席の位置であることが判明した。 (2)については、360度カメラで記録した実際の授業場面をVR用に編集する際に、長さを変化したコンテンツを用意し、実際に視聴することで検討した。その結果、映像時間は長くても5分~10分程度が適切であると判明した。 さらに、研究機器の改良を実施することができた。これまで赤外線の設備やパソコンと有線での接続が必要であったVR用のヘッドマウントディスプレイの新機種を導入することで、ワイヤレス化を図ることができるようになった。その結果、持ち運びや設置が容易になり、研究協力校でのデータ収集が容易となった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究協力校において授業記録を方法について検討するとともに、授業場面の記録を開始することができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
新たに研究協力校1校を追加する。授業記録の撮影がさらに進む予定である。 また、ワイヤレス化ができたVR用のヘッドマウントディスプレイを活用した授業省察を施行する予定である。
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