2022 Fiscal Year Research-status Report
Japanese prospective multicenter study on the prognostic influence of sarcopenia and osteoporosis in Parkinsonism
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22K07437
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Research Institution | Department of Clinical Research, National Hospital Organization Higashinagoya National Hospital |
Principal Investigator |
饗場 郁子 独立行政法人国立病院機構東名古屋病院(臨床研究部), 臨床研究部, 臨床研究部長 (70501005)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
玉腰 暁子 北海道大学, 医学研究院, 教授 (90236737)
矢部 一郎 北海道大学, 医学研究院, 教授 (60372273)
波田野 琢 順天堂大学, 大学院医学研究科, 准教授 (60338390)
下畑 享良 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (60361911)
山田 実 筑波大学, 人間系, 教授 (30525572)
高松 泰行 北海道大学, 保健科学研究院, 助教 (40802096)
澤田 誠 独立行政法人国立病院機構鳥取医療センター(臨床研究部), リハビリテーション科, 理学療法主任 (40564894)
金子 真理子 独立行政法人国立病院機構東名古屋病院(臨床研究部), 独立行政法人国立病院機構東名古屋病院, 整形外科医長 (40939782) [Withdrawn]
橋本 里奈 独立行政法人国立病院機構東名古屋病院(臨床研究部), 独立行政法人国立病院機構東名古屋病院, 第二脳神経内科医長 (10915193)
安井 敬三 日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院(臨床研究推進センター), 脳神経系疾患研究チーム, 診療部長・副部長 (70776583)
會田 隆志 独立行政法人国立病院機構いわき病院(臨床研究部), 独立行政法人国立病院機構いわき病院, 医師 (10943087)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | パーキンソニズム / サルコペニア / 骨粗鬆症 / パーキンソン病 / 進行性核上性麻痺 / 多系統萎縮症 / 骨格筋量 / 骨量 |
Outline of Annual Research Achievements |
パーキンソン病Parkinson’s disease (PD)を代表とする進行性核上性麻痺Progressive supranuclearpalsy(PSP),多系統萎縮症multiple system atrophy(MSA)などパーキンソニズムを呈する神経変性疾患(以下Pism)の発症には加齢が影響する.Pismは動作緩慢による活動量の低下や姿勢保持障害による転倒や骨折などの外傷の合併が影響し,機能予後, QOLが悪化する.一方,サルコペニアや骨粗鬆症など骨折や死亡リスクを高める疾患もやはり加齢により増加する.健常高齢者でも骨折など重篤な外傷は,機能・生存予後の不良因子とされており,Pismでサルコペニアや骨粗鬆症を合併した場合,機能予後のさらなる悪化が懸念される.にもかかわらずPismにおけるサルコペニアや骨粗鬆症の有病率や機能予後との関連などについては検討がなされていない.本研究では、まず横断研究としてPS, PSP, MSAにおいて、疾患毎にサルコペニア・骨粗しょう症の有病率を明らかにする.さらに縦断研究として, ベースラインでサルコペニア,骨粗鬆症に該当するどうかにより1~3年後のADLの変化(機能予後),生存予後,骨折の発生を比較する.また疾患毎のベースラインからの骨格筋量,骨量の変化程度を検討し, 予後ごとの関連しているかどうかを明らかにする.本研究は多施設共同研究で, 2022年8月より登録を開始し2023年3月末日までに4施設から59例が登録された。今後2024年6月までベースラインの登録を進め, 2025年6月までフォローアップを行う予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2022年8月~2024年6月までの23か月間に200例登録目標であるが、2023年3月末日現在(9か月間)で、4施設から59例登録され、おおむね順調に登録が進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
現在4施設が登録施設であるが、新たに2施設が加わり、2023年5月にキックオフミーティングをウェブで開催予定である。今後は6施設で2024年6月まで登録を進め、ベースラインの解析を行い、最終的に2025年6月までフォローアップを行い縦断的な解析を実施する予定である。
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Causes of Carryover |
2施設が新たに参加となり,研究資材が必要となったため,次年度に繰り越した.
また,澤田研究分担者に分配した研究費については,購入予定の書籍の発売日が3月であり,所属施設を異動予定であったため使用せずに異動先へ移管した.
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