2023 Fiscal Year Research-status Report
薬物介入による血中サブスタンスP濃度制御と食道癌術後の誤嚥治療または予防効果
Project/Area Number |
22K08904
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Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
安田 卓司 近畿大学, 医学部, 教授 (10324782)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今野 元博 近畿大学, 大学病院, 教授 (00278681)
新海 政幸 近畿大学, 医学部, 講師 (80340793)
安田 篤 近畿大学, 医学部, 講師 (60351615)
白石 治 近畿大学, 医学部, 講師 (70388536)
加藤 寛章 近畿大学, 医学部, 講師 (30460900)
萩 隆臣 近畿大学, 医学部, 助教 (50804465)
平木 洋子 近畿大学, 大学病院, 助教 (10709661)
百瀬 洸太 近畿大学, 医学部, 助教 (50749752) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | サブスタンスP / 誤嚥 / 食道癌 / 不顕性脳梗塞 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、2015年に取得した科研費研究:15K10121「食道癌手術後誤嚥に対する潜在的ハイリスク患者の予測システムの構築とその臨床応用」を発展・継続させた研究課題:22K08904「薬物療法による血中サブスタンスP濃度制御と食道癌術後の誤嚥治療または予防効果」です。これまでの集積に加えて症例を蓄積し、2023年度に目標症例数の165例の登録を完了しました。そこで、前回の科研費研究の時にサブスタンスPの測定を依頼した日研ザイル株式会社(日本老化制御研究所)に前回同様に測定を依頼したところ、担当者から前回測定したR&D systems社製のkitは、私が保存しているEDTA-Na入りの検体測定には適していないkitであり、本来であればEnzo社製のkitで測定するのが良いと指摘されました。ただ、私自身は前回測定の際も、Enzo社製のkitを使用して測定するように依頼していたこと、日研ザイルのその時の担当者がkitの注文を間違えてR&D systems社製のkitを取り寄せたこと、それにもかかわらず測定は問題ないと説明してそのまま測定を行ったということを説明し、その際のメールのやりとりを転送して対応を検討していただきました。その結果、日研ザイルのミスということで、前回のサンプルの残りがあれば無償でEnzo社製のkitを使って再測定をするとの回答を得ました。それでサンプルを確認したところ、全てサンプルは2本づつ保存していたので1本は未使用が残っており、まずはそれを使って前回分の再測定を行うこととなりました。そのやり取り時間がかかり、更にはEnzo社製のkitを取り寄せるのに1ヶ月弱を要したので、2023年度には測定ができず、年度が明けた2024年4月10日に66症例、78検体を冷凍で郵送したところです。その測定結果が終わり次第、残りの新しいサンプルの測定を開始する予定です。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究実績の概要にも記載しましたように、症例集積は完了して測定に入る段階で、検査会社が測定用のkitを間違っていたことが判明し、前回の科研費研究で測定したサンプルを別のkitで再測定しなければならなくなりました。検査会社との事実確認および正しいkitの取り寄せなどに時間を要したため、やや研究が遅れている状況です。ただ、現在再測定は進行中で、それが終わり次第残りのサンプルの測定に入る予定です。
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Strategy for Future Research Activity |
上記の理由で、現在前回測定分のサンプルを無償で再測定してもらっているところであり、科研費もほとんど使用していない状況です。ただ、この測定が終わり次第、残りの新しいサンプルの測定に入るので、夏頃までには測定結果が判明する予定です。後はその測定結果と臨床所見を照らし合わせて解析を進めることになるので、研究は順調に進められるものと考えます。
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Causes of Carryover |
これまで説明してきたように、症例集積を完了し、血中サブスタンスPの測定を始めようとして前回まで依頼していた日研ザイル株式会社に問い合わせたところ、前回の担当者が適切でない測定用kitで測定をしていたことが判明し、前回測定分を無償で再測定することとなりました。そのやりとりと、正しい測定用kitをアメリカより取り寄せたりするのに時間を要し、その結果測定用検体の発送が年度を超えて2024年の4月10日となったため、2023年度については研究費の使用実績がなかったことになりました。今回の再測定が完了次第、次の新しい検体の測定に入りますので、2024年度にまとめて検体測定費として科研費を使用することになると思います。
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