2022 Fiscal Year Research-status Report
Dual-energy CTによる、EVAR後エンドリーク評価法の確立
Project/Area Number |
22K08916
|
Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
坂井 修 岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (10298432)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川田 紘資 岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (00585276)
永田 翔馬 岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (10846687)
野田 佳史 岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (60643020)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
|
Keywords | ステントグラフト / エンドリーク / Dual~energy CT |
Outline of Annual Research Achievements |
研究分担者である放射線科医の他に、放射線技師及び統計学専門家と研究計画を再考した。 当初の計画では、エンドリーク(+)群のみの解析を予定していた。しかし偽陽性を除外するためには、エンドリーク(+)群の他に、エンドリーク(-)群も設定する必要があると判断し、エンドリーク(-)群でも計測を実施することとした。 それぞれの群において2種類の基準物質による解析を、全ての基準物質の組み合わせで実施しする。エンドリーク(+)群で有意差を生じ、エンドリーク(-)群で有意差を生じない2種類の基準物資を、最も有効であると同定する。 データ解析としては、基準物質の組合わせごとにROC曲線の曲線化面積(ROC-AUC)を算出する。ROC-AUCが高い基準物質の組み合わせ10個に対して、Youden Indexを基準とした最適なカットポイントを導出する。カットポイントで分けたときの感度および特異度を算出する。 本研究の目的は、エンドリークを精度よく同定するための基準物質の最適な組み合わせを探索することであると考える。そこで、エンドリークを生じている群と生じていない群の人数比が1:1であると仮定した下で、ROC-AUCの期待値を0.9とし、閾値0.7を検出力80%で超えるためには合計42例が必要となる。データの不備や測定不可の症例を15%程度想定し合計50例を目標症例数とした。 上記内容に修正した上でデータ収集を開始すべく、院内の臨床倫理に申請中である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本年度中にデータ収集を開始する予定であったが、研究計画の再検討と倫理申請に思いのほか時間を要してしまった
|
Strategy for Future Research Activity |
倫理申請が完了し次第、データ収集を開始する予定である 今年度の状況から、研究期間内に十分なデータ収集は可能と判断する
|
Causes of Carryover |
学会参加による情報収集が、困難な状況が続いた(COVID-19による自粛) 研究計画の再考を行なったため、データ収集に遅れを生じた 社旗状況も変わっており、来年度には積極的な学会参加による情報収集が可能と考えている
|