2022 Fiscal Year Research-status Report
Application of aldosterone antagonist to intraoperative cardioprotection
Project/Area Number |
22K08965
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
山下 裕正 日本医科大学, 医学部, 助教 (00386210)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤井 正大 日本医科大学, 医学部, 准教授 (60297926)
川瀬 康裕 日本医科大学, 医学部, 講師 (10339385)
丸山 雄二 日本医科大学, 医学部, 准教授 (50328837)
別所 竜蔵 日本医科大学, 医学部, 教授 (60281432)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | ミネラルコルチコイド受容体ブロッカー / 心筋保護 |
Outline of Annual Research Achievements |
全虚血に対するエサキセレノン(0.1microM)の心筋保護作用が、投与するタイミングにより影響を受けるかをランゲンドルフ装置とWistarラットの摘出心による灌流実験にて検討した。基本のプロトコールは、30分間の前灌流の後、30分間の全虚血による心停止、さらに60分間の再灌流とした(Control群)。エサキセレノン投与は虚血前10分間(pre-Esax群)もしくは再灌流開始時10分間(post-Esax群)行った。全群においてベースラインデータに有意差は認めなかった。左室発生圧の最終回復率(%)は、(i)Control群:22.0±3.1、(ii)pre-Esax群:41.1±11.0* **、(iii)post-Esax群:22.0±4.1%であった。心筋障害の指標であるTroponin T(ng/g wet wt)は、(i)Control群:329.0±127.5、(ii)pre-Esax群:152.8±30.6* **、(iii)post-Esax群:314.3±102.1(*:p<0.05 vs Control、 **::p<0.05 vs post Esax)であった。虚血前に投与したエサキセレノンは30分間の全虚血に対し心筋保護効果を発揮したが、虚血後に投与した群では有意な保護効果は認めなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2022年度に予定していた投与タイミングを検討する実験は順調に消化し、次の実験準備に入っている。
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Strategy for Future Research Activity |
エサキセレノンが、StThomas病院2号液の心筋保護効果に及ぼす影響を検証する。基本プロトコールは30分間の前灌流の後、StThomas病院2号液による心停止30分間、さらに60分間の再灌流を行う。コントロール群は30分間の全虚血とする。エサキセレノンを投与する群は、StThomas病院2号液を投与する前に10分間のEsax投与を行う。
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Causes of Carryover |
生化学消耗品を節約できたことや順調に実験が進行したことで次年度使用額が生じた。これらと2023年度分の助成金をもとに実験計画予算に組み入れていく。
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Research Products
(1 results)