2022 Fiscal Year Research-status Report
The system development for stable lung tissue fluorescence angiography
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22K08976
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
三崎 伯幸 香川大学, 医学部附属病院, 講師 (50452678)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 歩 香川大学, 医学部, 助教 (00860298) [Withdrawn]
横田 直哉 香川大学, 医学部附属病院, 助教 (10636492)
大月 康弘 香川大学, 医学部附属病院, 病院助教 (40866125) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | インドシアニングリーン / 肺区域 / 血中濃度 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度に計画した課題は2つは以下の通りでテーマに対して、それぞれの方法での結果を得た。 【課題①】:早期相での生体内ICGの動態の解明 ・マウスを用いたインドシアニングリーン(ICG)の早期相での組織移行と代謝の解明:予定の5頭を用いて、ICGを静脈投与し体内分布状況を赤外光胸腔鏡下に確認し、臨床と同様の肺のWash outは早く、肝臓は経時的に蛍光が強くなることを確認した。腸管の蛍光が強いモデルと、肺や心臓の蛍光が強いモデルがあり初期の組織内ICG濃度が必ずしも均一ではないことが確認できた。・イヌを用いた循環動態と蛍光度の評価:生体でのクインチング効果を確かめようとしたが、減弱現象は認めず濃度依存性に蛍光は増強した。本研究系で目指した生体の理想的なICG血中濃度はわからず、臨床での検討課題となった。 【課題②】:安定した蛍光のためのICG投与システムの開発 ・臨床下での投与量と速度とICG血中濃度の関連性を解明:区域切除術で赤外光胸腔鏡を用いる予定の症例に、基礎研究で理解されている理想とするICG濃度2.5-10mg/lをターゲットとして、経皮的にICG濃度を測定して、ICG投与速度と量を割り出した。理想としたICG濃度との血中濃度、蛍光輝度の相関ははっきりとはせず、やはり動物実験で得られた個体差が多きいものと考えられた。大きな原因としては循環血液量の差であり、静脈還流量の差と考えられた。・循環と投与速度と蛍光の関係からシステムの構築:橈骨動脈に留置したラインに動脈圧心拍出量測定計を接続し、心拍出量を測定して、計算上で理想とするICG投与を行う方法では、これまでの蛍光輝度とは差はないものの、同定率が向上し、ICG血中濃度のばらつきが抑えられた結果となった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
ガイドラインの変更によって区域切除の数が、当初予定していた数と比較して大幅に増えたため。
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Strategy for Future Research Activity |
臨床下での安定性と効果を検証:区域切除術に対して、引き続きICG投与システムを用いて蛍光を観察し、蛍光時間と蛍光強度、区域間の同定可能時間で蛍光の安定性を評価する。同時に術後合併症の有無、断端距離を専用シートに保存し、最終症例登録後に有効性の評価を行う。また心拍出量測定を必要としない方法が可能かを探る。
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Causes of Carryover |
早めに研究が進行し、本研究のメインテーマの一つであるフロートラックを次年度分も今年度予算より組み入れる必要が出てきたため、予算調整を行った結果、次年度使用額が生じた。次年度予算と組み合わせて論文校正費用に充てる予定。
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Research Products
(2 results)