2022 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
22K08996
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
清水 公裕 信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (90375535)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大瀧 容一 群馬大学, 医学部附属病院, 助教 (00625402)
濱中 一敏 信州大学, 学術研究院医学系, 准教授 (20419386)
江口 隆 信州大学, 学術研究院医学系(医学部附属病院), 講師 (50447744)
三島 修治 信州大学, 医学部附属病院, 医員 (50938347)
三浦 健太郎 信州大学, 学術研究院医学系(医学部附属病院), 助教 (70624716)
竹田 哲 信州大学, 医学部附属病院, 医員 (90646845) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | CAR-T / 肺癌 |
Outline of Annual Research Achievements |
まず、研究基盤の確立を目的として、フローサイトメトリーを用いて複数の肺癌腫瘍細胞株におけるEPHB4、EGFR、IGF1Rの膜表面における発現を評価した。EGFR、IGF1Rは多くの細胞株で高発現しており、一方EPHB4は限られた腫瘍細胞株ではあったが高発現が確認された。 CAR-T細胞の抗腫瘍効果は腫瘍細胞における標的抗原の発現率だけでなく、その密度(Antigen density)と相関することが報告されている。そのため、EGFR、IGF1Rについては発現率と同様にAntigen densityの評価も同時に行った。その結果、標的抗原が同様の頻度で発現でもAntigen densityが異なることが判明し、in vitro試験における各リガンド型CAR-T細胞の抗腫瘍効果はAntigen densityと相関していることが判明した。 これらの結果は、治療標的とする抗原を決定する上で、それらを定量化し、層別化することでより治療効果の高い患者を選択できるという点で非常に重要である可能性を示唆していると考えられた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
多数の腫瘍細胞株における標的タンパクの発現率およびAntigen densityの測定に時間を要したが、研究基盤を確立させることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
細胞外ドメインのアミノ酸配列を標的とするプライマーの作成と、これを用いたRT-PCRによって遺伝子発現量を評価し、タンパク発現率およびAntigen density、さらに細胞免疫染色によって発現強度をscore化したものとの相関について検証する。これに基づき、CAR-T細胞の効果が期待できるカットオフ値について検討する。
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Causes of Carryover |
当研究は小児医学教室との共同研究であり、培養液や機材管理費用などについては一部支出がなかったため。
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