2023 Fiscal Year Research-status Report
学校での医療的ケア児への支援における養護教諭と看護師の連携の実態と困難要因
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22K11005
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
柴田 優里絵 高知大学, 教育研究部医療学系看護学部門, 助教 (60914447)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山脇 京子 高知大学, 教育研究部医療学系看護学部門, 教授 (10516165)
齋藤 美和 高知大学, 教育研究部医療学系看護学部門, 講師 (50403902)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 医療的ケア児 / 看護師 / 養護教諭 / 連携・協働 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、学校で医療的ケア児の支援にあたる養護教諭と看護師の支援内容と連携・協働体制の実態を調査し、養護教諭と看護師の連携・協働における困難要因と課題を明らかにすることを目的としている。
今年度は研究2年目であり、主として以下の2点を行った。 1.令和4年度に実施した医療的ケア児が在籍する特別支援学校に勤務する養護教諭へのインタビュー調査の結果を整理・分析し、学会発表を行った。 2.研究計画書に沿い、学校において医療的ケア児への支援を行っている看護師を対象に、養護教諭と同内容のインタビュー調査を行った。面接内容から逐語録を作成し、看護師が医療的ケア児にどのように関わっており、養護教諭と実際どのように連携しどのような点に困難を感じているのかについて分析した。その結果、看護師は医療的ケアとして喀痰吸引や呼吸器管理、経管栄養、導尿の介助等を実施していた。また、医療的ケアのみならず、家族を含めた支援や教育的側面からの関わりを行っていた。連携・協働の実態として、看護師は養護教諭と情報共有や意見交換を行い、共に考えながら、かつ学校職員である養護教諭をバックから支えることを意識して医療的ケア児への支援を行っていることが明らかになった。看護師が養護教諭と連携・協働する上で困難と感じることについては、学校組織の中で看護師ができる範囲や病院との違いに対する葛藤や、医療的ケアに対する捉え方の違いなどが明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究代表者の所属機関での業務量の増加により、時間管理が困難であったため。また、研究対象者へのインタビュー調査の依頼手順を確認しながら進めたため。
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Strategy for Future Research Activity |
研究最終年度である令和6年度は、次の3点を行う予定とする。 ・養護教諭へのインタビュー調査・分析結果について論文を作成し、学会誌に投稿する。 ・看護師へのインタビュー調査で明らかになったことを学会で発表する。 ・研究全体の結果を分析・整理し、報告書を作成する。
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Causes of Carryover |
昨年度購入できていなかった機器の購入を行ったが、分析の過程で必要と考えていた機器が一部不要となり、予定していた金額より使用金額が少なかったため。令和6年度では、研究成果の整理・統合を行うために必要な物品の購入や印刷、学会発表における使用等を予定している。
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