2022 Fiscal Year Research-status Report
熟練助産師の技を伝える新たな分娩介助技術習得のためのVR教材の開発
Project/Area Number |
22K11056
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
内江 希 福井大学, 学術研究院医学系部門, 助教 (10782683)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三反崎 宏美 京都橘大学, 看護学部, 助教F (00803537)
上澤 悦子 京都橘大学, 看護学部, 教授 (10317068)
四谷 淳子 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (10507370)
嶋 雅代 福井大学, 学術研究院医学系部門, 准教授 (50633385)
波崎 由美子 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (80377449)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 熟練助産師 / 視線計測 / 分娩介助技術 / VR教材 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、分娩介助に関する初学者と熟練者を対象に、①モバイル型アイマークレコーダ(以下アイカメラ)を用いた視線・動作計測を導入し、②分娩介助技術の「熟練知」を評価する習熟度指標を明らかにし、③熟練助産師の技を伝える新たな分娩介助技術習得のためのVR(Virtual Reality)教材の開発を目指す。 当該年度では、分娩介助モデルセットと胎児モデルを用いて、模擬陣痛周期を設定し、分娩第2期の場面を再現し、分娩介助技術を行いながら、各場面で、アイカメラ(Tobiiグラス)を用いた視線計測について、使用装置の設定、計測項目、撮影方法、分析方法について具体的方法を工学部とともに検討した。対象者については、先行研究と文献検討により、熟練者とは、経験分娩介助件数1000件以上とし、初学者とは、経験分娩介助件数100件未満を条件とする。 分娩介助に関する視線計測項目について、熟練者と初学者では、注視時間、注視回数、視線速度、視線軌跡に差が出ると予測した。さらに、注視エリアについて、児頭、母体、児心音、母体のバイタルサイン、時計の5エリアについて比較することを検討した。 今後は、アイカメラによる視線計測に加えて、動作計測することによって、どのような順序で何を見ているのかについて、行動と組み合わせ、どのように情報を得て行動に移したかを明らかにしていく必要がある。さらに、インタビュー調査を行い、視線計測した動画を用いて助産師の行動時の認知プロセスを明らかにしていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
分娩介助モデルを使用して、初学者と熟練者を対象に視線計測を行う準備は整った。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、初学者と熟練者を対象に、アイカメラとビデオを用いた視線・動作計測を行っていく予定である。さらに、インタビュー調査にて、助産師の認知プロセスを明らかにしていく予定である。
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Causes of Carryover |
モバイル型アイマークレコーダを購入する予定であったが、高額であったため、Tobiiグラスのレンタルに変更した。そのため、次年度使用額が生じた。Tobiiグラスを装着していない時と限りなく近い状態に設計されているため、自然な状態で視線データを取得できるとしている。今後は、Tobiiグラスの購入を検討している。
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